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お知らせ
瀬戸石ダム・発電所の状況について(2021年11月付)
2021年11月19日
電源開発株式会社
台風シーズンもようやく終わりを迎えましたが、発電再開までは調整池に貯水しないためダムゲートはフルオープンの状態が続きますので、引き続き降雨時の河川流量の増加には十分ご注意願います。
当社瀬戸石ダム・発電所(熊本県葦北郡芦北町・同球磨郡球磨村)の、球磨川流域の安全・安心に向けた取り組み状況、復旧作業状況等についてお知らせいたします。
- 流域の安全・安心に向けた取り組み状況
- 瀬戸石調整池の堆積土砂排除
堆積土砂の状況調査を今年10月に実施した結果、昨年に比べ、土砂の排除や自然流下により減少しております。
今年度は、約9万㎥の排除を計画し現在実施中です。【資料1】
また、調整池から排除した土砂の一部を国や県等からの要請に応じ、昨年の豪雨災害復旧等を含め公共事業へ提供しており、その量は2012年から現在まで合計で約16万m3となっています。今後も土砂の有効活用に協力してまいります。 - 下流警報設備の状況等
下流警報設備は、今年の出水期前までに復旧し、6月より元通りの運用を行っております。
引き続き、下流警報設備の設置場所の見直しを含む更なる改善も順次進めており、今後、急激な増水時におけるアナウンス方法の改善の確認のため、各地点での試験放送を計画しております。
ダム放流量(今年度はダム地点の河川流量)は、引き続きテレホンサービス・ケーブルテレビ・ツイッターでも確認できますので、ご利用ください。【資料2】 - 瀬戸石ダムの安全性
今年9月に実施した変位測量等の結果においても、特に変化は認められず、ダムの安全性に問題はないことをあらためて確認しております。今後も調査・確認を継続してまいります。【資料3】 - 当社ホームページ「瀬戸石ダム・発電所に関するお知らせ」の開設
これまで瀬戸石ダムの通砂/排砂運用等についてご紹介していた「球磨川流域に関するお知らせ」を、「瀬戸石ダム・発電所に関するお知らせ」としてリニューアルし、内容を充実させました(※)。今後、調整池堆砂状況やダムの変位測量結果などの最新情報を適宜掲載・更新していきます。
※「瀬戸石ダム・発電所に関するお知らせ」(当社ホームページ)
- 瀬戸石調整池の堆積土砂排除
- 瀬戸石ダム・発電所の復旧作業状況等
- 瀬戸石発電所は、現在、発電設備の復旧作業とともに、取放水口およびダム直下に堆積した土砂の排除を実施しており、発電再開は来年の春頃を見込んでいます。
- ダムの連絡橋につきましては、上下流の道路橋の開通状況を考慮し復旧作業に着手する予定ですので、引き続き徐行運転で十分気を付けてご通行下さい(緊急車両、許可車両のみ通行可)。
当社は、今後も流域の皆さまの安全・安心のために必要な対応や改善を継続してまいります。
以上
添付書類
【資料1】 瀬戸石ダム 堆砂量および堆砂排除計画(PDF:261KB)