事業情報

海外発電事業

J-POWERは、国内事業と海外コンサルティング事業で培われた経験・信用・ネットワークを活かして、積極的に海外発電事業の発掘・開発に取り組んできました。2023年4月末現在で37件の運転中のプロジェクト(持分出力 約806万kW)に参画するほか、7地点で新規プロジェクトを建設・計画中です。

今後も、アジアや米国で着実に事業を展開しながら、火力電源に加えて風力・太陽光など再生可能エネルギーの新規開発も目指していきます。

タイでの展開

ウタイガス火力発電所

J-POWERは、コンサルティング事業の実績をもとに、タイでの発電事業に参画しています。主要電源となる大型のガス火力発電所に加え、もみ殻・ゴム木廃材を燃料とするバイオマス発電所、ガスコジェネレーション発電所、およびルーフトップソーラーも保有しています。

14件のプロジェクトを手掛けており、タイにおける主要な発電事業者として電力安定供給に貢献しています。

米国での展開

ジャクソンガス火力発電所

米国においては2006年の本格参入以来、既設発電所の権益買収から自社での新規開発案件まで事業の拡大を図り、電力自由化の進んだ米国市場で様々な知見を蓄積してまいりました。2022年5月には、当社が単独で開発・建設したジャクソン火力発電所(ガス火力、出力120万kW)が営業運転を開始した結果、J-POWERが手掛けるプロジェクトは11件に達します。

今後は、操業中の発電所等の権益を売却して投資回収を早めるとともに、得られた資金を再生可能エネルギー開発など次のプロジェクトに充当することで事業ポートフォリオの更なる最適化を進めてまいります。

インドネシアの電力安定供給に貢献

バタン発電所

2022年8月、J-POWERは、事業会社であるPT ビマセナ パワー インドネシア(BPI社)を通じて建設してきたバタン発電所(100万kW×2基)の営業運転を開始しました。発電燃料にインドネシア国産の亜瀝青炭を活用するとともに、環境負荷が少ない超々臨界圧技術を使った大型ボイラーを採用することで、同国の電力安定供給と環境負荷低減への貢献を目指します。

Adiwiyata School Award 受賞の様子

またBPI社は、医療支援やインフラ整備のほか、環境教育や起業支援・職業訓練など、地域社会が自立して発展を続けられる基盤づくりを目指しCSR活動を展開しており、優れた活動を行う企業として、インドネシア国内外で数多く受賞しています。

英国における大型洋上風力発電への参画

洋上変電所と風車据付準備中のSEP船

J-POWERは、2022年4月に英国の北海洋上においてトライトン・ノール洋上風力発電所の営業運転を開始しました(出力85.7万kW、RWE AGおよび関西電力株式会社との共同事業)。同発電所は、1基の出力が9,500kWの風車を90基設置した大規模な洋上風力発電プロジェクトです。



運転中の風車発電機群

J-POWERは、J-POWER“BLUE MISSION 2050”に掲げるカーボンニュートラルの実現に向け、トライトン・ノールで培った洋上風力事業の知見を活用して、今後も国内外における再生可能エネルギー事業の更なる拡大に取り組んでいきます。

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