事業情報

海外コンサルティング
事業

J-POWERは半世紀以上にわたり、世界各地で電源の開発および送変電設備等に関するコンサルティング事業を行っています。1962年に最初の案件を実施して以降、その数は、64ヵ国・地域で375件に達しています。

コンサルティング事業の中核は、特定のプロジェクトに対する技術サービスの提供です。国際協力機構(JICA)や外国政府機関、民間企業等の委託を受けて、基礎調査、フィージビリティ(実現可能性)調査、基本設計、実施設計および施工監理等の事業を展開しています。

事例

アッパーコトマレ水力発電所(スリランカ国)

アッパーコトマレ水力発電所(スリランカ国)建設の様子

2003年に受注したスリランカのアッパーコトマレ水力発電所建設は、J-POWERが携わった海外におけるコンサルティング事業の一つです。
当時経済発展に伴い急激に電力需要が増加し、電力需給に逼迫が続いていた同国にとって、電源の確保は最大の課題となっていました。スリランカは化石資源に恵まれない一方で、水力開発に適した地形があり、貴重な自国資源を活用して新たな電源を確保するプロジェクトとしての期待も非常に大きいものでした。
また、環境と調和する発電所とすることも重要なミッションです。アッパーコトマレ水力発電所は、同国有数の観光地に位置し、ダム下流にもセントクレア・フォールとよばれる滝を有しており、ダム建設後も景観ができるだけ損なわれないよう、放流する時間帯や流量を何度も調整し、地域社会との共存を目指しました。
アッパーコトマレ水力発電所は2012年に運転を開始し、現在も設備出力でスリランカの電力の約7.5%を担い、電力安定供給に貢献しています。
J-POWERは各国のコンサルティング事業を通じて得た知見を基に、これからも世界の持続可能な発展に貢献していきます。

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