CO2を海底下の地層に埋める
CO2ハイドレート地中貯留技術に
関する研究
海底下地層内部でCO2をハイドレートの形にして封じ込める技術。
日本周辺の大水深海域を利用して温暖化対策に活かす研究です。
BACKGROUND / OBJECTIVES背景・目的
2050年カーボンニュートラルの実現には、大量のCO₂地中貯留が不可欠ですが、現在実用化が進んでいる帯水層貯留では貯留に適した地質構造が必要となります。そのためJ-POWERでは、日本国内での貯留適地拡大を目的に、地質構造による制約を減らした新たなCO2地中貯留方式を考案し、技術開発に取り組んでいます。
RESEARCH OVERVIEW研究内容
CO2は水分子の存在のもと低温・高圧環境下においてハイドレート化する性質を有しており、J-POWERでは深海底地盤内においてこの現象を利用した新たな貯留方式を考案し、特許を取得しました(特許第7149712号)。考案した貯留方式の安全性を確認するために室内実験や数値シミュレーションを行うとともに、JAMSTEC(海洋研究開発機構)との共同研究で、深海域における現場実験を実施し、液体CO₂が瞬時にハイドレート化する現象を確認しました。
- 技術のポイント
- ①CO2が低温・高圧環境下でハイドレート化する現象を利用した新たな貯留方式
- ②深海底地盤を活用する地質制約の小さい貯留方式
Project Gallery
Expected Benefits期待される効果
- 貯留量増大:日本周辺海域におけるCO2地中貯留の「適地」が拡大し、貯留可能量を増大させる。
Future Outlook今後の展望
今後も、室内実験や数値シミュレーション等を継続し、ハイドレート現象を利用したCO₂地中貯留の安全性の検証を進め実用化に向けた技術開発を加速します。


