MOX燃料について

MOX燃料装荷実績

MOX燃料の使用実績

海外では、プルサーマル*は早くから実施されており、フランス、ドイツ、ベルギーなどの欧州を中心とする各国で約40年にわたり、6,350体(2008年12月末時点)のMOX燃料が問題なく使用されています。

日本では、2008年12月までに軽水炉で合計6体のMOX燃料を使用し、燃料の健全性等に問題がなかったことが確認されました。これを踏まえ、2009年12月以降、更に4基の原子炉で88体のMOX燃料を使用しています。また、軽水炉以外でも新型転換炉(ATR)ふげん(2003年3月運転終了)にて772体が使用されました。

各国の軽水炉におけるMOX燃料使用実績(2008年12月末時点)
国名 原子炉数 装荷体数
フランス 21 3,110
ドイツ 15 2,336
ベルギー 3 321
日本 2 6
その他 16 577
合計 57 6,350

出典:資源エネルギー庁調べ

*プルサーマル
「プルトニウム」と「サーマル・リアクター(熱中性子炉)」を合成した和製英語で、軽水炉においてプルトニウムを利用することを指します。プルトニウムはウランと混合した燃料(MOX燃料)として軽水炉に装荷されます。

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