MOX燃料について
MOX燃料装荷実績
- MOX燃料とは
- ウラン燃料とMOX燃料の比較
- フルMOX炉心の特性
- フルMOX対応設備
- 段階的なMOX燃料装荷割合の増加
- MOX燃料装荷実績
MOX燃料の使用実績
海外では、プルサーマル*は早くから実施されており、フランス、ドイツ、ベルギーなどの欧州を中心とする各国で約40年にわたり、6,350体(2008年12月末時点)のMOX燃料が問題なく使用されています。
日本では、2008年12月までに軽水炉で合計6体のMOX燃料を使用し、燃料の健全性等に問題がなかったことが確認されました。これを踏まえ、2009年12月以降、更に4基の原子炉で88体のMOX燃料を使用しています。また、軽水炉以外でも新型転換炉(ATR)ふげん(2003年3月運転終了)にて772体が使用されました。
国名 | 原子炉数 | 装荷体数 |
---|---|---|
フランス | 21 | 3,110 |
ドイツ | 15 | 2,336 |
ベルギー | 3 | 321 |
日本 | 2 | 6 |
その他 | 16 | 577 |
合計 | 57 | 6,350 |
出典:資源エネルギー庁調べ
*プルサーマル
「プルトニウム」と「サーマル・リアクター(熱中性子炉)」を合成した和製英語で、軽水炉においてプルトニウムを利用することを指します。プルトニウムはウランと混合した燃料(MOX燃料)として軽水炉に装荷されます。