社会(S)
活動内容
地域の方と触れ合う発電所開放デー「輪ンダフルホリデー@まつうら2011」


地域に根差した開放デー


秋のさわやかな風が吹き抜ける10月2日、長崎県松浦市に位置するJ-POWER松浦火力発電所では、地域の方々を発電所に招いて、発電所開放デー「輪ンダフルホリデー@まつうら2011(以下:開放デー)」を開催しました。
地域に根差す企業として、周辺に住む方々にJ-POWERグループの事業を知ってもらい、身近に感じていただきたいという思いから実施している開放デー。今年は東日本大震災を受けて、被災地支援の取り組みも行っているということです。
開放デー入場の受付前には徐々に人が集まり、開場10分前には既に長い行列ができていました。午前10時を回り、いよいよ開場です。「輪ンダフルホリデーにようこそ」「楽しんでいってください」と、受付をする来場者へ、J-POWER社員が元気に声を掛けていました。
発電所サービスビル脇のメーン会場に設置されたステージでは、大塚松浦火力発電所長からあいさつの後、地元中学校の吹奏楽部による演奏や、商工振興会による「松浦龍王太鼓」の披露がありました。また、人気ヒーローショのショーをはじめとした催し物も大盛況でした。
そして、近隣の飲食店の協力をいただいて、地元食材を使った食事を提供する出店や、地元警察署・消防署の協力による白バイやパトカー、地震体験車などの試乗会もあり、こちらも行列ができるほどの人気でした。
「来場者に楽しんでもらいたい」という思い

多くの準備や調整、そして人手を必要とする開放デーは、松浦火力発電所に勤務するJ-POWERグループ社員がスタッフとなり、協力し合って作り上げています。スタッフは、子供たちが楽しむ遊具や輪投げなどでの順番待ちの整列や景品の受け渡し、軽食の提供などに大忙しでしたが、その顔は「皆さんに楽しんでもらいたい」という思いに満ちていました。
そして来場者を対象とした発電所見学では、20名を超える社員がガイドとして待機していましたが、見学希望者が多く、待機所にガイドがいなくなることもしばしばで、同発電所に対する来場者の関心の高さがうかがえました。
開放デーで実施する被災地支援の取り組み
3月に発生した東日本大震災は、今なおその影響を各地に残しています。松浦火力発電所では、このような状況の中で開放デーを実施するに当たり、何か支援できることはないか、と考え、子供たち向けの型抜きゲーム参加料を被災地への寄付とし、来場者向けのプレゼントには被災地で作られたバッジや手ぬぐいを渡すこととしました。
その他、地元新聞社の協力で被災地の様子を撮影したパネルの展示や、東日本大震災についてのJ-POWERグループの取り組みをまとめたパネルの展示なども行いました。
このように、見所満載の開放デーは、午後3時に無事終了しました。約2500名の来場者があったということで、天候に恵まれたこともあってか、昨年の1700名を大きく上回りました。「毎年楽しみにしています。今年もいろいろな催し物があり良かったです」など、来場者は大満足のようでした。そして見送るグループ社員の皆さんも、来年に向けての手応えを感じていたようでした。