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瀬戸石ダム・発電所の状況について(2021年8月付)

2021年8月6日
電源開発株式会社

令和2年7月豪雨災害から1年以上が経ち、地域の復旧も道路網などで進んできております。今後の地域の復興の着実な進展を祈念いたしますとともに、被災されました皆さまには、あらためてお見舞い申し上げます。
瀬戸石ダムに係る機能は復旧しましたが、発電再開までは調整池に貯水しないためダムゲートはフルオープンの状態が今後も続きます。梅雨は明けましたが、これから台風シーズンをむかえますので、引き続き降雨時の河川流量の増加には十分ご注意願います。
当社瀬戸石ダム・発電所(熊本県葦北郡芦北町・同球磨郡球磨村)の、球磨川流域の安全・安心に向けた取り組み状況、復旧作業状況等についてお知らせいたします。

  1. 流域の安全・安心に向けた取り組み状況
    1. 瀬戸石調整池の堆積土砂排除
      堆積土砂の状況調査を今年6月に実施し、前回調査(昨年秋)と比べ、この間の堆砂排除や自然流下により若干減少しております。【資料1】
      出水期後(10月)にも同様の調査を実施のうえ、堆積土砂の排除計画を策定し着実に実施していく予定です。
      また、調整池から搬出した土砂は、土砂置場に搬入しておりますが、国や県等からの要請に応じ、一部を道路復旧用等に有効活用しており、災害復旧等のために提供した土砂量は、合計で約30,000㎥となりました。
      なお、土砂置場については、適切に排水設備を配置するなど対策した上で盛土し、その後も適正に管理を行っております。
    2. 事前放流による治水への協力
      国や県等との治水協定に基づく事前放流について、貯水し発電を再開した後、大きな出水が予想された場合においては、ダム水位をより低下させ空き容量を確保できるよう、ダム周辺設備の改造を行うとともに実施に向け進めております。【資料2】
    3. 下流警報設備の状況等
      下流警報設備は、今年の出水期前までに復旧し6月1日より元通りの運用を行っております。
      引き続き、下流警報設備の設置場所の見直しを含む更なる改善も着実に進めてまいります。
      ダム放流量(今年度はダム地点の河川流量)は、テレホンサービス・ケーブルテレビ・ツイッターでも確認できますので、ご利用ください。【資料3】
    4. 瀬戸石ダムの安全性
      6月に実施した変位測量等の結果においても、特に変化は認められず、ダムの安全性に問題はないことをあらためて確認しております。今後も調査・確認を継続してまいります。【資料4】
  2. 瀬戸石ダム・発電所の復旧作業状況等
    • 発電設備については、復旧作業を継続しております。【資料5】
    • ダムの連絡橋につきましては、引き続き徐行運転で十分気を付けてご通行下さい。(緊急車両、許可車両のみ通行可)

当社は、今後も流域の皆さまの安全・安心のために必要な対応や改善を継続しながら、早期の発電再開を目指してまいります。

以上

添付書類

本文(PDF:252KB)

添付資料(PDF:1.6MB)

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