電源開発株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長:中垣喜彦、以下「J−POWER」)と株式会社トランスジェニック(本社:熊本県上益城郡益城町 代表取締役社長:井出剛 コード番号2342)は、化学物質が環境や生物におよぼす影響を遺伝子レベルで解析する事業を開始するために、株式会社エコジェノミクス(本社:福岡県久留米市 代表取締役:草野輝彦 以下「新会社」)を合弁会社として設立するための契約締結に、本日、合意しました。
新会社では、化学物質が環境や生物に及ぼす影響を評価するために、必須のツールとなるDNAマイクロアレイを開発し、遺伝子発現解析を行い、将来的にはこれらを体系的に利用することを目指しております。当面はそれらの研究開発に注力し、大学など研究機関との共同研究を開始することも計画しております。
このように、化学物質を遺伝子レベルで評価できるようになることは、従来の化学分析、毒性試験、病理学的観察に加え、新しい角度から化学物質を評価することを可能にし、それが環境や生態系を最大限に保全していくことにつながると考えております
なお、新会社が本社を置く「久留米アジアバイオ特区」は、福岡県が新産業の創出やバイオ関連企業・研究機関の集積を推進している「福岡バイオバレー構想」の中核拠点であり、小泉内閣が地域経済活性化の目玉政策として打ち出している経済構造改革特区に認定されております。