常陸那珂火力発電所2号機(出力100万kW)の
事業主体変更に係る総合資源エネルギー調査会
電源開発分科会の了承について
平成14年3月13日
電源開発株式会社
本日開催された総合資源エネルギー調査会電源開発分科会において、当社常陸那珂火力発電所2号機建設計画(出力100万kW)に関し、その事業主体を当社より東京電力株式会社に変更する議案が付議され、了承されました。これを受け、今後、経済産業大臣により国の電源開発基本計画が変更され、同計画は東京電力株式会社により開発されることとなります。

常陸那珂火力発電所2号機は、東京電力株式会社の建設する常陸那珂火力発電所1号機とともに、平成10年代後半の電力需要の増加に対処するために計画された電源で、昭和63年11月に開催された電源開発調整審議会(当時)の議を経て、電源開発基本計画に組み入れられました。その後1号機については10年12月に、2号機については12年5月に、それぞれ着工し、現在まで両社の共同開発地点として建設を進めてきたものです。

しかしながら、我が国の電力需要の伸びは、ここ数年間、長引く景気の低迷の影響を受け、当初の予想を大幅に下回って推移してきており、こうした状況を踏まえ、当社は受電電力会社である東京電力株式会社と協議のうえ、昨年の春に常陸那珂2号機の運転開始時期を大幅に繰り延べました(平成17年12月運転開始⇒平成22年度以降)が、その後も継続して2号機開発の進め方について協議を重ねた結果、その事業主体を同社に移行しこれに係る資産を譲渡することで協議が整ったものです。

本計画の推進に当たり、地元はじめ関係者の皆様より賜りました深甚なるご理解、また多大のご協力に対しましてここに厚く御礼申し上げますとともに、かかる結論にいたりましたことにつきまして、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
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