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東名阪光ファイバ芯線貸し事業の開始について
〜異業種が共同で東名阪を結ぶ初めてのケース〜 平成12年4月13日
電源開発株式会社 名古屋鉄道株式会社 近畿日本鉄道株式会社
電源開発株式会社（電発）、名古屋鉄道株式会社（名鉄）、近畿日本鉄道株式会社（近鉄）の3社は、この度各社が敷設する光ファイバケーブルを相互に接続して、東京〜名古屋〜大阪および志摩間で、光ファイバケーブル芯線貸し事業を共同で来年春から実施することとなりました。
第１種電気通信事業者以外の企業が、東名阪間を結ぶ長距離区間で光ファイバケーブルの芯線貸し事業を行うのは、日本で初めてのケースとなります。 電発（実施主体は、電発の100%出資会社である日本ネットワーク・エンジニアリング株式会社）は保有する送電線沿いを中心とする約330km（東京都新宿区〜愛知県犬山市）に、名鉄は自社の鉄道線路沿い約80km（犬山市〜名古屋市他）に、近鉄は自社の鉄道線路沿い約250km（名古屋市〜大阪市および三重県志摩郡）に各々光ファイバケーブルを設置し、これらを相互に接続することで、東京から名古屋を経由して大阪、志摩を結ぶ約660kmのルートで、光ファイバ芯線を一貫して提供する事業を平成13年4月から開始する予定です。 現在、3社は近鉄の一部完成済みの区間（大阪〜志摩間）を除き、光ファイバケーブルの敷設工事を行っているところであり、工事は平成13年3月に完成する予定です。 本事業の顧客としては、新興の第１種電気通信事業者を始めとするあらゆる事業者にオープンに提供することを考えており、現在複数社と交渉を行っているところです。
＜事業概要＞
・提供する事業内容 1.光ファイバ芯線貸し ・IRU（Indefeasible right of user:破棄し得ない使用権）契約により15年間賃貸 2.提供区間 ・東京都新宿区〜名古屋市〜大阪市、志摩郡 3.光ファイバ仕様 ・光波長多重に対応したSM（シングルモード）ファイバ 4.保守管理 ・光ファイバの保守管理も提供者側で実施 5.光中継所ハウジングサービス（電発区間のみ） ・顧客光中継装置の設置スペース、電源の提供 ・年間売り上げ見込み 電発：10億円 名鉄：１億円 近鉄：６億円 ＜日本ネットワークエンジニアリングの概要＞ 設 立：平成３年８月 資本金：5,000万円（電発100%出資） 所在地：東京都豊島区巣鴨3-3-1 社 長：北村 雅良（電発新事業開発部長） 従業員：６名 主な業務： ・情報通信関連のエンジニアリング事業 ・光ファイバ芯線提供事業 ・WLL等無線通信システム置局・設計等コンサルティング業務 ・防災通信システムの運用・保守業務 ・一般第二種電気通信事業を平成10年2月25日付で届出、電発関連グループ向のデータ伝送サービスを提供 以上
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