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でんぱつグループの(株)開発計算センターがGISを活用した
ソリューション事業を開始
〜AutoCADユーザー向け電子地図ソフトの発売とGISの開発〜
当社の関連会社である(株)開発計算センター(東京都江東区深川2−2−18、小山貞夫社長)は、新たに当社が開発した変換機能ソフトを活用することにより従来にない機能を持つ電子地図ソフト「でんぱつ地図ソフト(全国版)」(標準小売価格100,000円[税別])の発売を3月より開始いたします。
GISはGeographic Information Systemの略で、通常地理情報システムと言われています。GISは地図とそれに付随するさまざまなデータを取りまとめ、効率のよい管理、検索を可能とするシステムです。GISを利用することで、社会、環境を始めとした多分野での情報管理を迅速かつ的確に処理することが可能となります。GISのユーザーとしては、公共団体、民間企業、個人といったあらゆる層が考えられるため今後の広がりが期待されています。(株)開発計算センターは、このソフト販売を皮切りに、GISを活用して地図利用の新しい可能性をご提案し、皆様が必要とされるソリューションをご提供していくGIS事業を開始いたします。
当社は3年後の民営化に向けて、当社グループ全体で新たな事業の開発を積極的に進めております。(株)開発計算センターはこの方針に沿い、これまで、でんぱつグループの一員として培ってきた、電力系統解析、建築、土木技術等の分野での各種プログラムやCADシステムの開発の知見を元に、主に環境分野を中心として観光、治山、森林、地下利用等に関するGIS開発を積極的に行ってまいります。
*CADシステム……CAD:Computer Aided Designの略。コンピューターを利用した設計図面作成の支援ツールであり、現在では建築・土木・機械・電気といったさまざまな分野での図面作成に使われています。
<商品の概要>
「でんぱつ地図ソフト(全国版)」は(株)ゼンリンが著作権を有する地図データを用い、日本全国を縮尺1/25,000で収録すると共に50mメッシュの標高データをサポート、さらに主要な298都市については建物の形まで判別できる市街地図を収録しております。 他社から発売されている同様のソフトとの最大の違いは、電源開発(株)が開発したDWGファイル変換機能ソフトを組込んだことにより、収録されている地図データの任意の範囲をAutoCAD Map 2000で利用可能なファイル形式(DWG形式)に変換して出力できるという点にあります。
この機能により、これまでAutoCAD Map 2000ユーザーの方々がGISの構築に際し、地図データの購入に数十万円〜数百万円を費やされていたものが、「でんぱつ地図ソフト(全国版)」を利用することにより日本全国の地図データを10万円で利用することが可能となります。
また、「でんぱつ地図ソフト(全国版)」のもうひとつの特徴として、AutoCAD Map 2000で作成した図形データを同ソフト画面上の任意の地点に配置することもできる、"景観ビューアソフト"の利用があげられます。この「でんぱつ地図ソフト(全国版)」を活用することにより、GISの可能性が大きく広がります。
*AutoCAD
オートデスク社が開発したPCデザインソフトウェアで、出荷数は全世界で240万本を超えており、世界で最も使われているCAD(Computer Aided Design)と言えます。
*AutoCAD Map 2000
AutoCADの最新バージョンであるAutoCAD 2000のすべてのデザイン環境をベースに、基本的なGIS解析ツールや精密なMapの作成/メンテナンスの機能が搭載された製品です。AutoCAD Map 2000を使えば、簡単なマウス操作だけでより多くのGIS解析ができ、Map作成においてもより快適な作業環境(パフォーマンス)が提供されます。
*DWG
AutoCAD Map 2000等、オートデスク製品のデータファイルフォーマットです。
*記載されている社名、商品名は各社の商標または登録商標です。
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株式会社開発計算センター 科学システム事業部 03-3642-9771(担当 北村)
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