大間原子力発電所の原子炉設置許可申請について
平成11年9月8日
電源開発株式会社
本日、当社は大間原子力発電所に関する原子炉設置許可申請を通商産業大臣宛に行いました。
本申請は、原子炉等規制法第23条に基づくものであり、これをもとに今後、国の安全審査を受けることになります。
【計画の概要】
発電所名称 大間原子力発電所
設置場所 青森県下北郡大間町
電気出力 138.3万kW
型式 濃縮ウラン燃料 ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料,
軽水減速・軽水冷却・沸騰水型
工程 着手 平成11年08月
着工 平成14年03月(予定)
運転開始 平成19年07月(予定)
【主要経緯】
昭和51年04月 大間町商工会は大間町議会に対し、「原子力発電所新設に係わる
環境調査」の実施を請願(議会は6月に請願を採択)
昭和59年12月 大間町議会、「原子力発電所誘致」を決議
昭和61年04月 総合エネルギー対策推進閣僚会議、「要対策重要電源」に指定
平成07年08月 原子力委員会、ATR実証炉計画を中止し、代替計画として
フルMOX−ABWRの建設を当社が行う旨決定
平成10年09月 環境影響調査書提出・縦覧
平成10年12月 通商産業省、第一次公開ヒアリングを大間町にて開催
平成11年08月 第141回電源開発調整審議会、大間原子力発電所建設計画を
平成11年度電源開発基本計画に組み入れることを決定
【設備の特徴】大間原子力発電所は、ABWRの特徴である原子炉内蔵型再循環ポンプなどの最新の設備を採用し、安全性、運転性、保守性の向上を図ることとしています。
また、基本的には先行ABWRと同様な設計としながら、フルMOX−ABWRとして、全炉心へのMOX燃料を利用するために、設計対応を行っています。主な特徴と設計対応は、以下のとおりです。

・MOX燃料の採用
・ほう酸水注入系ほう酸水貯蔵タンクの容量増加
・高価値制御棒の採用
・主蒸気逃がし安全弁の容量増加
以上
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