ウガンダ国水力開発マスタープラン策定に関するコンサルタント業務の共同受託について

平成21年12月15日
電源開発株式会社




 電源開発株式会社(社長:北村雅良、以下「Jパワー」)と日本工営株式会社(社長:廣瀬典昭)は、平成21年11月12日に国際協力機構から「ウガンダ国水力開発マスタープラン策定支援プロジェクト」に関するコンサルタント業務を共同受託し、今般、国内作業に続き、現地調査を開始いたしました。


ビクトリアナイル川
 本業務は、ウガンダ政府の要請に応えて、同国における電力輸出入計画を含む長期的電源開発計画および送電開発計画と整合性のとれた水力開発マスタープラン策定を支援することを目的とします。このため、ナイル川流域における水力開発の優位性の確認を行った上で、今後約15年間の水力開発計画について技術面、環境面、経済面、資金面を勘案し優先順位付けを行い、同流域水系一貫開発による最適な開発計画のマスタープランを提案します。更に、その中で開発有望とされる地点に対して、概略設計および概算工事費の算定を行うものです。

 既存の調査によれば、ケニア、ウガンダ、タンザニアに囲まれたアフリカ最大の湖であるビクトリア湖(面積68,800 km2、琵琶湖の約100倍)を水源とするビクトリアナイル川水系においては、以下のプロジェクトが検討されています。いずれもウガンダにおける総発電設備容量(約500MW)と比較して大きなプロジェクトであり、国内における電力供給力不足を解決するとともに、近隣諸国への電力輸出も視野に入れた開発プロジェクトとして計画されています。今回の調査においてはこれらのプロジェクトが検討対象となっております。

ビクトリアナイル川水力開発地点
地点名 カラガラ イシンバ カルマ アヤゴ マーチソン
開発方式 調整池式 調整池式 流れ込み式 流れ込み式 調整池式
最大出力(MW) 450 113 700 440 420

コンサルタント業務の概要
(1)契約名;ウガンダ国水力開発マスタープラン策定支援プロジェクト
(2)業務期間;2009年11月〜2011年1月(15ヵ月間)
(3)主な業務内容;
 
2023年頃までの電力需要想定(ケニア等近隣国への電力輸出想定を含む)、およびそれに対応した電力開発計画案の検討
電力開発計画における水力開発の優位性の検討、および水力開発に関する環境社会配慮事項の検討
開発有望地点の現地調査(1箇所)
開発計画の最適化検討による水力開発マスタープランの策定および長期電源開発計画の更新(送電計画を含む)
水力開発マスタープランの継続的改訂のための技術移転


以上


【添付書類】



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