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米国オレンジ・グローブ発電所の着工について
〜北米で初の新規開発(グリーンフィールド)案件〜
Jパワー(電源開発株式会社、社長:北村雅良(きたむら まさよし))は、北米事業子会社を通じて、米国カリフォルニア州パラ(サンディエゴ市の北約80km)においてオレンジ・グローブ発電所(Orange Grove Energy:出力9.5万kW ガスシンプルサイクル)の建設を7月20日に開始しました。
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オレンジ・グローブ発電所(完成予想図) |
本件は、カリフォルニア州南部を供給エリアとする電力・ガス会社であるサンディエゴ・ガス&エレクトリック(SDG&E)による、緊急新規電源の募集に当社が応札し、開発権を獲得したものです。今後、土木工事、据付工事を経て、平成22年1月の商業運転開始を予定しています。運転開始後25年間に渡り発生電力の全量をSDG&Eへ供給したのち、設備をSDG&Eへ譲渡する予定です(BOT方式)。
Jパワーは、本件が(1)ピーク電源の早期確保という地元ニーズに応えられること、(2)燃料ガスについてはSDG&Eから供給を受けることから燃料供給リスクが存在しないこと、(3)本件を通じて開発、建設、操業の各断面における知見を獲得することが今後の米国IPP事業展開に資すること、等から本件の開発を進め、この度の建設開始に至りました。
本案件は、米国においてJパワーの初の新規開発(グリーンフィールド)案件となると共に、米国における10件目のIPP事業となります。また、本件によりJパワーが出資する海外IPP事業は、7カ国・地域で運転中23プロジェクト、建設中4件となります。
<米国での事業展開> |
平成17年1月 |
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米国でのIPP事業推進のため現地法人を設立 |
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平成18年5月 |
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テナスカ・フロンティア発電所の一部権益取得 |
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平成19年1月 |
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エルウッド発電所の一部権益取得 |
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平成19年5月 |
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ジョン・ハンコック社との合弁でUSAジェネレーション社を設立 |
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平成19年9月 |
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USAジェネレーション社がグリーン・カントリー発電所100%権益取得 |
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平成20年5月 |
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Jパワー単独でバーチウッド発電所の一部権益取得 |
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平成20年12月 |
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USAジェネレーション社が米国東部3ガス火力発電所の権益取得 |
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平成21年6月 |
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USAジェネレーション社がロングアイランドの2火力発電所について権益買収に合意 |
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【添付書類】 |
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