「広島市西部水資源再生センターにおける下水汚泥燃料化事業」の開始について
〜日本初の低温炭化燃料製造技術を用いた下水汚泥燃料化リサイクル事業〜

平成21年3月27日
電源開発株式会社



 電源開発株式会社(社長:中垣喜彦、以下「Jパワー」)は、月島機械株式会社(社長:山田和彦)、メタウォーター株式会社(社長:松木晴雄)、月島テクノメンテサービス株式会社(社長:渡邊彰彦)と共同企業体を設立し、「広島市西部水資源再生センター下水汚泥燃料化事業(添付1)」(以下「本事業」)について、本日、広島市との間で事業契約を締結いたしました。

 本事業は、日本初となる下水汚泥の低温炭化燃料製造技術(添付2)を用い、施設の設計・施工・維持管理・運営・燃料化物販売・石炭火力での混焼利用まで一貫体制で実施する、下水汚泥燃料化リサイクル事業です。


燃料化施設外観図
 本事業は、広島市下水道局が西部水資源再生センター(広島市西区扇一丁目)においてバイオマス資源である下水汚泥から燃料化物を製造し、有価で火力発電用燃料として供給する事業を実施するにあたり、燃料化施設の設計・施工及び運営業務(燃料化物の買取りを含む)を一括して民間事業者に委託するDBO(Design:設計、Build:施工、Operate:運営)方式を採用。これによって、より効率的で長期安定的な事業運営を展開し、下水汚泥の資源化を促進すると共に、温室効果ガスの削減による地球温暖化防止に貢献することを目的とされています。


 本年3月23日、共同企業体が総合評価一般競争入札方式により本事業の落札者に決定、本日、広島市と共同企業体との間で事業契約の締結に至っております。

 今後は、平成24年3月31日までに施設を設計・施工し、平成24年4月より平成44年3月までの20年間にわたり同施設の維持管理・運営及び燃料化物の買取りを行い、燃料化物はJパワー竹原火力発電所(広島県竹原市)において石炭と混焼利用する計画です。


 Jパワーは、地球温暖化防止に大きく貢献出来る下水汚泥燃料化リサイクル事業を、全国のJパワーの石炭火力発電所を中心に普及拡大に向けて積極的に取組んで行きます。



以上


添付書類
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