Jパワー(電源開発株式会社、本店 東京、社長 中垣喜彦)とアサヒビール株式会社(本社 東京、社長 荻田伍)は、社会の環境活動を事業者の立場から積極的に支援していくという考えから行っている環境教育活動の一環として、『アサヒ・J-POWER風の子塾』(以下『風の子塾』)を熊本県内4校の小学生を対象に9月25日(木)・26日(金)に実施します。
アサヒビール(株)は、平成15年にJパワーが進める「阿蘇にしはらウィンドファーム」の風力発電事業に一部出資しました。「阿蘇にしはらウィンドファーム」は、平成17年2月の運転開始以降、九州地区最大級の風力発電所として、年間約2,500万kWh(一般家庭約7,000世帯分の年間消費電力量に相当)の発電を行っています。
『風の子塾』は、阿蘇の草原、阿蘇カルデラ外輪山の西側に位置する「阿蘇にしはらウィンドファーム」にて大津町、西原村の4つの小学校を対象に風をテーマにした体験学習会で、本年で3回目の実施となります。
『風の子塾』は、豊かな阿蘇の自然環境について学び、阿蘇を吹き抜ける風を感じる体験を通して、大自然が生み出すエネルギーと私たちの暮らしとのつながりについての理解を深めます。また、風力発電についての学習を通して、日頃の生活の中で使用するエネルギーでは多くを占める化石燃料(石油等)と比較した場合の地球温暖化防止効果などについて学びます。
今回の体験学習では初めて、風のエネルギーや風と私たちの暮らしとのつながりを理解することを目的に、「風を感じるセンサー オリジナル凧づくり」を行います。凧の専門家の指導のもと、風のエネルギーや私たちの暮らしと風とのつながりについての説明を受けた後、和紙に昔ながらの染料で子供たちが環境メッセージや絵を書いたオリジナルの凧をつくります。
体験学習を終えた後、改めて事後学習会を実施し、体験学習で大切だと学んだ環境への配慮に関して、小学生自身が自らの生活の中で実践可能なエコアクションを考えます。そして、「買い物の時はマイバックを使う」「歯磨きや洗顔、食器を洗うとき、水を出しっぱなしにしない」等のエコアクションを一定期間取り組んだ後、活動結果を持ち寄り、エコ活動の大切さを共有します。
Jパワーとアサヒビール(株)は、将来を担う子供たちに自然の中で学び自ら体験する場を提供することで、環境意識を醸成する一助となればと考えており、今後もこのような環境教育活動を継続していきます。
Jパワーは、『エコ×エネ(えこえね)体験プロジェクト』を環境NPOと協働で行っています。次世代を担う若者たちを対象に、国内最大の発電出力(※1)を誇るJパワーの奥只見発電所(福島県)とその周辺の豊かな自然林において、“エネルギーと環境”の大切さを楽しみながら学ぶ体験プログラムを実施していきます。
(※1)一般水力(揚水式発電所を除く)としては国内最大
アサヒビール(株)は『風の子塾』の取組みをはじめとして、全国9工場で小学生とそのご家族を対象に、工場における環境保全活動について紹介する『工場エコツアー』や広島県庄原市に広がる社有林『アサヒの森』で開催している『森の子塾』、高校生を対象とした環境活動研修『日本の環境を守る若武者育成塾』等を通じて、子供たちの深い理解や活動実践をサポートしていきます。