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オーストラリアにおける一般炭炭鉱の権益取得について
〜豪州ニューサウス・ウェールズ州ナラブライ炭鉱の権益取得に合意〜
J-POWER(電源開発株式会社、社長:中垣喜彦(なかがきよしひこ))は、今般、豪州ナラブライ・コール社から、ナラブライ炭鉱プロジェクト共同事業体の権益7.5%の譲渡を受けることに合意しました。
J-POWER は、ナラブライ炭鉱プロジェクトの事前調査を行ってまいりましたが、同プロジェクトが高いコスト競争力を持つと判断し、このたびナラブライ・コール社から権益を取得することに合意したものです。あわせて、同炭鉱で生産される石炭について、長期購入契約を締結する予定としております。
ナラブライ炭鉱は、発電用の一般炭を中心に最大年間600〜700万トン規模で、高発熱量・低灰分の品位の高い瀝青炭を産出することが見込まれています。すでに2008年1月から開発工事に着手しており、2009年からの出炭開始を予定しています。
また、ナラブライ・コール社の株式100%を保有する豪州ホワイトヘブン社は、ナラブライ炭鉱が属するガネダ炭田で複数の炭鉱を操業する代表的な上場炭鉱会社であることから、ナラブライ炭鉱についても信頼性の高い操業が期待されます。さらに、ホワイトヘブン社は、積出港のニューキャッスルで新規港湾工事を行うNCIG社の権益を保有しており、ナラブライ炭鉱プロジェクトの輸送インフラにおける優位性を高めています。
今後は、J-POWERの豪州現地法人であるJ-POWERオーストラリア社を通じ、ジョイントベンチャー契約、権益譲渡契約の締結など所要の手続きを経ることとなります。
J-POWERグループは、日本資本による一般炭炭鉱開発の先駆けとなったブレアソール炭鉱開発に参画しており、ナラブライ炭鉱は、J-POWERグループによる4件目の炭鉱事業投資となります。
なお、J-POWERは、現在、全国で7ヵ所の石炭火力発電所を運転している国内最大の一般炭ユーザーです。
【添付書類】 |
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