常圧SOFCシステムにて、国内最大出力100kW超、および累積運転3,300時間達成

平成19年12月6日
電源開発株式会社
               
             

常圧150kW級SOFCシステムの外観

  Jパワー(電源開発株式会社 社長:中垣喜彦(なかがき よしひこ))は、本年1月より試運転を実施してきた「常圧150kW級SOFCシステム」(SOFC:固体酸化物形燃料電池)において、先月、国内最大出力(DC発電端)となる100kW超での運転に成功しました。また、これまでの試運転の時間について、連続運転約1,050時間を含む累積約3,300時間の運転時間を先月末に達成しました。

 今後は、来年度末までの本格試験において、発電出力150kW級、目標運転時間10,000時間以上(累計)を目指します。


 Jパワーは、平成3年よりSOFC開発を開始してきました。平成18年には「常圧25kW級SOFCサブモジュール」の検証試験を成功裏に完了し、引続き、SOFCのシステム化と長期信頼性の検証を主目的として、「常圧150kW級SOFCシステム」試験を実施しています。

 今後、約1年にわたり長期信頼性・運用性の確認試験を実施して、システムの課題を抽出し、商用化を目指してSOFCシステムの開発を行っていく予定です。


 Jパワーは、将来のCHP(熱電併給)市場への導入、さらには電気事業用の大型システム開発やIGFC(石炭ガス化燃料電池複合発電システム)への適用を視野に入れてSOFCの開発を進めていきます。



以上


【添付書類】



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