磯子火力発電所 新2号機の建設工事開始について
〜環境と景観に配慮した都市部の最新鋭石炭火力発電所〜

平成17年9月29日

電源開発株式会社



 電源開発株式会社(社長:中垣喜彦<なかがき よしひこ>、以下「Jパワー」)は10月より磯子火力発電所 新2号機の建設工事を始めます。  

完成予想図  磯子火力発電所(横浜市磯子区)は、昭和40年代から30年以上にわたり運転しておりましたが、横浜市の環境改善計画への対応、首都圏を中心とした地域への電力供給の安定性・信頼性向上、設備の老朽化への対応を目的として更新工事を進めております。  

  更新工事は、旧発電所(発電出力26.5万kW×2、計53万kW)を運転しながら、新1号機(発電出力60万kW)を建設し、その後旧発電所を撤去して新2号機(発電出力60万kW、新1・2号機計120万kW)を建設するものです。

  新1号機は、電力供給維持のため、旧発電所を運転しながら平成10年に着工し、平成14年から営業運転を始めております。新2号機は、来月10月1日より建設工事を始め、平成21年7月に営業運転を開始します。  

  磯子火力発電所は、日本で初めて地方自治体と公害防止協定を締結し、環境保全に力を入れてきました。今回の更新工事にあたっては、出力を倍増させながらも超々臨界圧(USC)技術を導入して熱効率を世界最高の水準まで上げ、更に最新の環境対策設備を導入したことにより窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(SOx)、ばいじんの排出量を旧発電所と比べて大幅に低減します。

  また、都市部に位置し、付近に景勝地である三渓園があることを踏まえ、新号機は機器の配置や形状、色彩にも工夫を凝らしており、平成14年には第17回公共の色彩賞(公共の色彩を考える会)を受賞しております。  

  Jパワーは全国に7地点の石炭火力発電所を保有し、その設備出力は国内第1位(781万kW、約21%)となっております。Jパワーは、石炭火力発電のリーディングカンパニーとして、最先端の技術を開発し、環境負荷を最小限に抑え、エネルギーと環境の共生を図っていきます。

以上


[磯子火力発電所 新1号機・2号機の概要]
  新1号機 新2号機
設置場所 神奈川県横浜市磯子区
設備出力 60万kW 60万kW
使用燃料 石炭(国内炭および輸入炭)
着工(工事開始) 平成10年7月 平成17年10月(予定)
営業運転開始 平成14年4月 平成21年7月(予定)
*8月には電気事業法第48条に定める工事計画を経済産業省に届け出ております。
(2005年10月28日追記)


添付書類



 
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