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             化学物質の生物影響評価用DNAマイクロアレイの発売について
                 
                〜メダカ マイクロアレイ初の商品化、環境ホルモン作用などを評価〜
 
            
             
            平成17年8月25日 
             
            電源開発株式会社 
			株式会社トランスジェニック 
             
             
             
             
             
              電源開発株式会社(Jパワー)と株式会社トランスジェニックとの共同出資で設立された株式会社エコジェノミクス(*1)(社長:草野輝彦、本社:福岡県久留米市)は、化学物質が生物、生態系に及ぼす影響を遺伝子レベルで解析、評価するためのDNAマイクロアレイ(*2)を発売します。
                 
                  
                化学物質の審査・規制制度や取組においては、人の健康保護と並んで生態系への影響を解明することが急務とされています。しかしながら従来の化学分析や毒性試験では生態系や環境中の生物への影響を的確に評価するには不十分であり、優れた手法が求められています。
                 
                  
                (株)エコジェノミクスは、この分野でのDNAマイクロアレイ商品化を目指してきました。
                 
                  
                DNAマイクロアレイはスライドガラスの上にDNAの断片を載せたもので、化学物質の生物への影響を遺伝子レベルで把握し、従来法に比べて高精度かつ短時間で解析、評価することが可能となります。
                 
                  
                (株)エコジェノミクスは、昨秋、同製品の試作に成功して以来、各種試験を通じて実用性・有効性を確認したことから、このほどDNAマイクロアレイの製造・発売、ならびにそれを用いた受託解析業務を本格的に始めることといたしました。
                 
                 
                 
                DNAを網羅的に載せたマクロアレイ商品はこれまでにもありましたが、(株)エコジェノミクスでは、載せるDNAの種類を絞ることで精度の向上と低価格を実現しています。今回発売する3タイプのマイクロアレイのうちメダカを用いた商品の発売は世界で初めてとなります。
また、これに合わせ、マイクロアレイ用のスライドガラスで国内外から高い評価を得ている松浪硝子工業株式会社や、試薬、化成品、臨床試験薬の大手である和光純薬工業株式会社と業務提携を行い、販売・受託解析の体制を強化していきます。
                 
                  
                当面の販売、受託解析は大学や公的研究機関などの研究者を主な対象としますが、将来は各種化学物質のリスク評価の一環としての公的手法化、環境水質監視方法で採用されることが期待されます。
 
             
             
            
             
             
             
            
            
              
                
                  | 添付書類 | 
                 
                
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