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徳山・杉原発電所開発計画の変更について
平成16年5月31日
電源開発株式会社 中部電力株式会社 電源開発（株）および中部電力（株）は、本日、徳山ダム建設事業の見直しにともなう徳山・杉原発電所開発計画の変更について、地元の藤橋村はじめ関係各所に申し入れを行いました。
現行の計画は、独立行政法人水資源機構が建設する徳山ダムを上池とし、同ダムの下流に中部電力（株）が建設する杉原ダムを下池として、最大出力４０万kW、ダム揚水式の徳山発電所を電源開発（株）が開発するとともに、中部電力（株）はこの杉原ダムを利用して、最大出力２万４千ｋＷ、ダム式・ダム水路式の杉原発電所を開発するというものです。 徳山ダム建設事業については、昨年８月以降、ダム事業費の大幅な増額、揖斐川全体の治水計画の見直し、ならびに木曽川水系の新規利水需要量の減量が公表され、現在、国土交通省および独立行政法人水資源機構において、「徳山ダム建設事業に関する事業実施計画」の変更手続きが進められているところであります。 電源開発（株）および中部電力（株）は、先般４月初めに、国土交通省より、徳山ダムにおける治水計画変更に伴い発電水容量の一部を治水容量へ振り替えることについての提案を受けました。 これにつきまして、国、地域レベルにおける徳山ダム建設事業の重要性を考慮したうえで、発電事業者を取り巻く経営環境等も踏まえ総合的に判断した結果、国土交通省の提案を受けいれ、それにともない徳山発電所計画を変更し杉原発電所計画を中止することを決定いたしました。 電源開発（株）は、徳山発電所を現行のダム揚水式から最大出力１５万３千ｋＷのダム式・ダム水路式に変更のうえ、平成２６年度を目途に開発することといたしました。 また、中部電力（株）は、徳山発電所がダム揚水式からダム式・ダム水路式に変更となることにともない、杉原ダムおよび杉原発電所計画を中止することといたしました。 開発計画の表明以来、ご理解、ご協力いただいておりました藤橋村ご当局をはじめ地元の皆さまにはあらためて御礼申し上げますとともに、このたびの計画変更につきまして、ご理解をいただきますようお願いいたします。 以上
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