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台湾における嘉恵(チアフイ) ガス火力発電所の営業運転開始について
〜台湾におけるJ-POWER初のIPP事業〜
電源開発株式会社(社長:中垣喜彦、以下「J-POWER」)が、台湾のアジアセメント社(Asia
Cement Corporation)と共同で、台湾嘉義県(カギケン)民雄郷(ミンションゴウ)(台北市から南西へ約200km)において建設を進めてまいりましたガス火力発電所(定格出力67万kW)が、本日、
平成15年12月15日より、営業運転を開始いたしました。
J-POWERの台湾におけるIPP事業への参画は、本件が初めてとなります。
本発電所は、台湾のIPP(独立系発電事業者)として進められてきた大規模ガスコンバインドサイクル火力発電所であり、平成14年1月の着工後、順調に工事を進めてきた結果、当初の予定(平成16年3月)よりも早く、この度営業運転を開始することとなったものです。
本発電所の発生電力は台湾電力公司(台湾における独占的電気事業者)に全量、販売されます。
J-POWERは本プロジェクトの事業会社である嘉恵(チアフイ)電力公司(英文名Chiahui Power Corp.)との間で「技術サポート契約」を締結し、同公司に2名の技術者を派遣し発電所建設に関する技術面におけるサポートを行ってまいりました。
本発電所の運転開始により、J-POWERの海外で行う発電事業(IPP事業)は、運転中10件(合計出力約207万kW)、計画中1件の計11件となります。
また、本プロジェクトへの出資は、J-POWERが平成14年11月にオランダで設立した海外投資法人「Jパワーインベストメント社」(当社100%子会社)を通じて行っています。
1.事業の概要
(1) 地点 |
台湾嘉義県民雄郷[プロジェクト位置図] |
(2) タイプ |
ガスコンバインドサイクル |
(3) 出力 |
67万kW |
(4) 燃料 |
天然ガス(中国石油公社との間で25年の調達契約を締結済) |
(5) スキーム |
BOO方式(Build, Own and Operate方式) |
(6) 販売先 |
台湾電力と25年間の売電契約(PPA)締結済 |
(7) 運転保守 |
ゼネラル・エレクトリック社(GE)の運転保守会社へ委託 |
(8) 総事業費 |
144億台湾ドル(約500億円)[1台湾ドル3.5円で換算] |
(9) 工程 |
2002年1月 着工
2003年12月 営業運転開始 |
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2.現地事業会社の概要
(1) |
名称 |
: |
Chiahui Power Corporation嘉恵[チアフイ]電力公司 |
(2) |
所在地 |
: |
台湾嘉義県民雄郷(台北市から南西へ約200km) |
(3) |
設立 |
: |
1996年4月設立 |
(4) |
社員数 |
: |
約25名 |
(5) |
資本金 |
: |
授権資本金43億台湾ドル(約150億円)
払込資本金43億台湾ドル(約150億円) |
(6) |
株主比率 |
: |
アジアセメント社(含関連会社) −59%強、
その他個人株主 −1%弱
J-POWER −40% |
(7) |
事業内容 |
: |
嘉恵ガスコンバインド火力発電所の建設・運営主体 |
(8) |
役員構成 |
: |
アジアセメント社3名、当社2名、計5名 |
添付書類 |
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問い合わせ先 |
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J-POWER 広報室 升井 TEL:03-3546-2211
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