プレスリリース

2025年

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「24/7 Carbon-Free Energy Compact」に加盟しました
~「環境価値プラットフォーム」を通じた時間単位での非化石電源供給実証開始~

2025年11月6日
電源開発株式会社

電源開発株式会社(以下「Jパワー」、本社:東京都中央区、代表取締役社長 社長執行役員:菅野 等)は、国連が主導する国際的な枠組みである「24/7 Carbon-Free Energy(以下「CFE」)Compact」に加盟しました。

「24/7 CFE Compact」は、2021年に国連が設立したイニシアチブで、需要と非化石電源を1時間単位などリアルタイムでマッチングさせ、電力システム全体の脱炭素化を加速させることを目的としています。Jパワーは本イニシアチブの主旨に賛同し、2050年までのカーボンニュートラルの実現に向け、時間単位での非化石電源の供給を目指します。

また、Jパワーは出資先のScalar社の分散型台帳技術を利用し、非化石電源により発電された電力に時間的価値を付与する「環境価値プラットフォーム」の開発を行っています。(2025年1月6日プレスリリース「Jパワー、インダストリー・ワン、NSW、Scalarの4社が再生可能エネルギーに時間的価値を付与する 「環境価値プラットフォーム」の共同開発を開始」)

本プラットフォームの特長は以下の通りです。

  • 多様な電源ポートフォリオの活用:Jパワーが保有する水力、風力(陸上・洋上)、地熱、太陽光など多様な非化石電源により、十分な量の環境価値を供給
  • 透明性と信頼性の確保:Scalar社の分散型台帳技術により、発電データならびに需要とのマッチングデータを第三者検証可能な形で記録・証明
  • 国際基準への対応:24/7 CFE、GXリーグ、カーボンクレジット市場など、国際的な基準や制度に対応可能な仕組みを構築

現在、希望する企業に向けた実証試験を行う基盤の構築が完了し、その一環として、Jパワーは本店社屋の電力需要とJパワーが保有する非化石電源のマッチングを行う実証を開始します。本実証では、「24/7 CFE」実現に向け、時間単位での電力利用状況と非化石電源のマッチングを確認し、将来的な商用化に向けた課題整理を行います。

実証イメージ実証イメージ

Jパワーグループでは、水力発電、風力発電(陸上・洋上)、地熱発電、太陽光発電など多様な非化石電源事業を展開しています。今後も非化石電源に関する専門性を活かして電源開発を推進するとともに、お客様のニーズに応えるサービスの創出を推進し、J-POWER "BLUE MISSION 2050"で掲げたカーボンニュートラルの実現に取り組んでいきます。

以上

添付書類

本文(PDF:172KB)

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