2025年
プレスリリース
水力発電所由来の環境価値に係る長期取引契約を締結しました
~既存再エネ電源の有効活用を通じて、カーボンニュートラルを推進~
2025年6月24日
電源開発株式会社
電源開発株式会社(以下「Jパワー」、本社:東京都中央区、代表取締役社長 社長執行役員:菅野 等)は、Jパワーが保有する水力発電所由来の環境価値(非化石証書)に係る長期取引契約(以下「本契約」)を締結しました。既存水力発電所由来の環境価値を長期で販売することは、Jパワーにとって初の試みです。
本契約により、年間約1億kWhの環境価値が、今年の発電分から10年以上の長期にわたりJパワーからお客様に提供されます。お客様は再生可能エネルギー由来の環境価値を長期・安定的に確保し、自社の脱炭素戦略を強化することが可能となります。また、Jパワーにとっては、環境価値の安定的な販売を通じて、水力発電所の長期・安定的な運営が実現されます。
再生可能エネルギーの導入拡大が求められる中、太陽光発電や風力発電といった新設電源に注目が集まる一方で、既に稼働している大規模水力発電所等の既存再生可能エネルギー電源を長期・安定的に活用することも、カーボンニュートラル社会の実現には欠かせません。特に水力発電は、安定した出力と長期的な稼働が可能であるという特性を有しており、その有効活用はカーボンニュートラルの鍵となります。

Jパワーは設立以来、水力発電を始め、風力発電、地熱発電、太陽光発電など再生可能エネルギーのトップランナーとして、さまざまな再生可能エネルギー事業を展開しています。今後も再生可能エネルギーに関する専門性を活かして開発を推進するとともに、電気や環境価値の多様な販売形態によりお客様のニーズに応えていくことで、「J-POWER"BLUE MISSION 2050"」で掲げたカーボンニュートラルの実現に貢献していきます。
以上