プレスリリース

2022年

プレスリリース

エネルギー供給のカーボンニュートラルに向けた共同取り組みについて

2022年5月10日
電源開発株式会社
ENEOSホールディングス株式会社

電源開発株式会社(代表取締役社長 社長執行役員:渡部 肇史、以下「Jパワー」)とENEOSホールディングス株式会社(代表取締役社長 社長執行役員:齊藤 猛、以下「ENEOS」)は、エネルギー供給のカーボンニュートラル化を目指し、国内CCS※1の事業化調査に両社の技術や知見等を活かして共同で取り組むこととしましたので、お知らせいたします。

両社は、化石燃料の利用に伴うCO2排出量削減を図るべく、国内での大規模なCCSの事業化調査に共同で取り組みます。加えて両社は、カーボンニュートラルに積極的に取り組むさまざまな事業者とも連携し、2030年に向け国内で初めての本格的なCCSを実装化することで、エネルギーの安定供給を果たしつつ、わが国の温室効果ガス排出削減目標の達成への貢献を目指します。

図

Jパワーは、2021年2月にJ-POWER"BLUE MISSION 2050"を公表し、これまでのCO2フリー電源拡大を更に加速化することに加えて、これを補完する調整力・供給力としてCO2フリー水素発電を実現し、2050年に向けて電力供給のカーボンニュートラル実現を目指しています。CCSの取り組みはCO2フリー水素発電の実現に不可欠であり、BLUE MISSION 2050の更なる具体化を図るものです。

ENEOSは、グループ長期ビジョンにおいて、2040年のありたい姿として低炭素・循環型社会への貢献を掲げており、2020年5月に公表した2040年までの自社排出分のカーボンニュートラル達成に向け、再生可能エネルギーやCO2フリー水素、CCS/CCUS※2の推進、EVを中心としたモビリティ事業の推進等に取り組んでいます。グループ内にCCSの操業ノウハウを有するENEOSは、エネルギーの安定供給に不可欠な国内事業基盤を維持するため、率先して国内でのCCS実装化を目指します。

本件をはじめ両社は、再生可能エネルギーやCO2フリー水素分野においても、新たな取り組みを検討していきます。その一環として、Jパワーのバイオマスガス化・CO2回収技術とENEOSのCO2地下貯留技術・国内油ガス田を組み合わせて、2020年代後半までにCCUS実施とCO2フリー水素製造の実証を目指します。

図

  1. CCS:Carbon dioxide Capture and Storage(CO2の回収・貯留)
  2. CCUS:Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage(CO2の回収・有効利用・貯留)

以上

添付書類

本文(PDF:265KB)

別紙1:国内大規模CCSの事業化調査の開始について(PDF:440KB)

別紙2:バイオマスからのCO2ネガティブ水素製造の実証に向けた調査開始について(PDF:423KB)

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