2021年
プレスリリース
大間原子力発電所でのMOX燃料利用計画について
2021年2月26日
電源開発株式会社
当社は、現在、大間原子力発電所について、原子力規制委員会による新規制基準への適合性審査を受けております(2027年後半安全強化対策工事終了見込み)。大間原子力発電所のMOX燃料に必要なプルトニウムは、国内の電力会社が国内外の再処理工場で回収し所有するプルトニウムから譲渡されることとなっており、今般、電気事業連合会の「プルトニウム利用計画」公表に合わせて、大間原子力発電所でのMOX燃料利用計画を下記の通りお知らせします。
記
大間原子力発電所では、MOX燃料を計画的かつ段階的に利用していくことを基本的な考え方としております(2010年3月15日付「大間原子力発電所でのMOX燃料利用計画について」)。
日本原燃株式会社の六ヶ所MOX燃料加工工場の操業開始以降は、原則として、六ヶ所再処理工場で回収されるプルトニウムを譲り受け、MOX燃料に加工する計画です。
(なお、運転開始当初は、海外の再処理工場で回収されるプルトニウムを譲り受け、海外のMOX燃料加工工場で加工する計画です。)
全炉心にMOX燃料を装荷する段階(取替燃料として、毎回、炉心の1/3程度のMOX燃料を装荷)において、1年間に利用するプルトニウム量(装荷するMOX燃料に含まれるプルトニウム量を1年当たりに換算した年間利用目安量)は約1.7トン(※)となる見通しです。
※これまでは核分裂性プルトニウムの量(約1.1トン)としていたが、「我が国におけるプルトニウム利用の基本的な考え方(2018年7月31日:原子力委員会決定)」の決定以降、全プルトニウム量で記載されていることを踏まえ、全プルトニウム量(約1.7トン)とした。
以上