DXの取り組み
TOPメッセージ
J-POWERグループを取り巻く事業環境は、気候変動対応やCO2フリーのエネルギーを求めるニーズの高まりの中で大きな変化に直面しています。このような中、J-POWER BLUE MISSION 2050を実行していくことで、日本と世界のカーボンニュートラルの実現に貢献するとともに、エネルギーを安価にかつ不断に供給し続けることは、当社グループの重要な使命であると考えています。
これらを実現していくためには、DX※を積極的に進め、会社の変革、即ちコーポレートトランスフォーメーション(CX)を遂げていくことが、新たな事業価値の創出のためにも欠かせません。
そこで、J-POWERグループでは、DXの指針となる「DXロードマップ2030」を策定し、その中で目指すべきゴールとして「“DX 3S+D”~Safety(安全・安心)・Smartness(効率性・即応性)・Strength(稼ぐ力)+Data(データドリブン)~」の実現を掲げてDXを進めています。
DXロードマップ2030では、2025年度までをDX推進のための重点基盤整備期間と位置づけ、経営財務基盤や設備運転保守を始めとした様々な事業領域で施策を推進中であり、着実に成果を上げてきています。
J-POWERグループの経営ビジョンやDXへ向けた取組みについては、ステークホルダーの皆様へ情報発信を行うとともに、課題の把握・分析を通して戦略の見直しを行っていくサイクルにより、変化に柔軟に対応しながらDXを推進していきます。
- デジタルトランスフォーメーション(DX):ビジネス環境の激しい変化に対応するため、データとデ ジタル技術を活用して、自社のビジネスモデル・業務プロセスの抜本的な変革を図ることで、収益拡大・ 労働生産性の向上・新たな事業価値の創出等を実現すること。
DXの取り組み
DX・サイバー
セキュリティ対策
推進役員メッセージ
J-POWERグループは、DXを「形質転換による企業価値向上と競争優位性獲得を目的とした挑戦」と位置づけ、その目指すべき姿として“DX 3S+D”をスローガンに掲げました。このスローガンには、ガバナンス機能の向上・健康経営の増進のみならず、データやデジタル技術を駆使した新たなビジネスモデルの確立をも包含する意欲的なメッセージが込められております。
“DX 3S+D”の実現に向けては、「DX推進戦略部会」という全社横串・機動的な推進体制のもと、「DXロードマップ及びDX推進中期計画」に沿って社員の「よりょく」※を創出する諸施策をグループ一体で進めており、その達成度を測る指標として、2025年および2030年時点における目標値を設定しました。
特に、2025年は働く場所の多様化やデータの高度な利活用による30万時間/年の余力時間創出と30億円/年の収益・コストダウン貢献を目指しております。
J-POWERグループは、“DX 3S+D” の実現により気候変動対応・エネルギー供給・人の尊重といったマテリアリティの実現も目指し、グループ一体で挑戦して参ります。
- 余力(ゆとりの力):作業自動化や効率化により生まれる余裕の力
与力(新たな力):五感の補完や、新たな機能によって得られる創意工夫の力
予力(見通す力):データ分析・解析に基づく予測、予見の力