ABWRについて
原子炉内蔵型再循環ポンプ
- 原子力発電のしくみ(ABWR)
- 改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)
- 原子炉内蔵型再循環ポンプ
- 改良型制御棒駆動機構
- 原子炉建屋一体型原子炉格納容器
- ECCS
インターナルポンプ(原子炉内蔵型再循環ポンプ/RIP:ReactorInternalPump)
インターナルポンプは、従来型のBWRでは原子炉圧力容器の外部に設けられていた原子炉冷却材再循環ポンプを原子炉圧力容器内蔵型としたものです。
インターナルポンプの回転数を静止型可変周波数電源装置で制御することにより、炉心流量及び炉心内ボイド率を変え、制御棒操作と相まって原子炉出力を制御します。
インターナルポンプの特長

- 【信頼性・安全性の向上】
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- 軸シール部の無い水中モータを採用(原子炉冷却材漏えいの可能性低減)
- 原子炉冷却材再循環系配管を削除(万一の事故時でも炉心が露出しない)
- 【放射線量の低減】
- 再循環系配管削除により供用期間中検査(ISI)作業が軽減、作業者の受ける放射線量が低減
- 【耐震性の向上】
- 原子炉圧力容器位置を下げることにより原子炉建屋を低重心化
- 【経済性の向上】
- 再循環系配管削除により原子炉格納容器、原子炉建屋容積を削減
