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活動内容

福井県 九頭竜電力所 中部 地域共生活動等

豊かな水をはぐくむ森林を守る「どんぐりの森づくり」に参加-九頭竜電力所(福井県)

面積の90%近くが森林に覆われ、湧水地がいたるところにあり、名水の町として知られる福井県大野市。どんグリーン広場では、2018年10月14日、豊かな水をはぐくむ大野市の広大な森林を守るためのイベント「どんぐりの森づくり」が開催されました。J-POWER九頭竜電力所では、この取り組みに2011年から参加しています。

syokuju4.jpg「どんぐりの森づくり」は、大野市内の企業・団体で構成する「越前おおのエコフィールド管理・運営協議会」が2008年から取り組む活動の1つで、毎年、協議会に加盟する多くの企業・団体の方々とその家族が参加しています。ブナの原生林が広がる平家平周辺で拾ったどんぐりを大野市の小学生が春から秋にかけて種から育て、それを秋にどんグリーン広場に植え替え、3~4年間成長させた後、山に植樹しています。

syokuju2.jpg当日はさわやかな秋空の下、約100人の参加者が集まり、A~Cの3班に分かれて作業を行いました。A班は苗木の越冬作業、ポット植え作業、菜の花の種まき作業、B班はどんぐり拾い、C班は苗木の植樹作業を担当しました。

A班のJ-POWERグループの所員たちは、どんグリーン広場で育てている苗木が雪の重みで幹が折れないよう、苗木を土から掘り起こし、横に倒して根の部分に土をかぶせる越冬作業を行いました。スコップでせっせと土を掘っていきますが、特に4~5年目の苗木は根が土の中に深く伸び、掘り起こすのが大変。1本1本体重をかけてスコップを使い深くまで掘っていきます。

syokuju.jpg並行して、150本の苗木のポット植え作業も行いました。小学生がペットボトルで育てた苗木をポットに移し、土を掘った場所に横にして丁寧に置いていき、最後に土をかぶせます。次第に日差しが強くなる中での作業で、参加者たちは汗だくになりながら懸命に作業を行いました。そして、最後に菜の花の種まき作業を行いました。参加者は種が入ったコップを持ち、前に向かって歩きながら、少しずつ種を落としていきました。春には奇麗な菜の花が咲き乱れることを願い、すべての種をまいたところで作業は終了しました。

約3時間にわたる作業を終えた後、参加者たちには、イノシシ鍋や焼き椎茸などが振る舞われました。九頭竜電力所の渡部悦也所長は、「今まで地域の皆さまと良好な関係を築いてくださった諸先輩方の思いを受け継ぎ、今後も途絶えることなく後の人たちにバトンをつなげていきます」と話しました。

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