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アサヒ・J-POWER風の子塾

9月24日〜25日の2日間、熊本県西原村にて環境体験学習会「アサヒ・J-POWER風の子塾(以下、風の子塾)」が実施されました。これはアサヒビール(株)とJ-POWERが共同出資し西原村、大津町で運転を行っている風力発電所「阿蘇にしはらウインドファーム(以下:ウインドファーム)」に関連して、(社)日本環境教育フォーラム(JEEF)、NPO法人のコミネット協会などの協力を得て平成18年から実施しているもので、今年で4回目を迎えます。

▲ 風車をバックに、阿蘇の空へたくさんの凧が揚がる

自分だけのエコメッセージを凧にのせて

▲ 大きな風車の下で、阿蘇の自然について学ぶ

今回の「風の子塾」は、「風を感じる体験」「阿蘇の草原についての学び」「自然エネルギーについての理解」を目標に、24日は大津町の2小学校から5、6年生52名が、25日は西原村の2小学校から5年生72名が参加しました。

子供たちはまず、地元で活動する凧作り名人の指導の下、「環境」をテーマに自分でデザインしたエコメッセージ入りの凧作りに挑戦し、苦戦しつつも全員が自分の凧を完成させました。続いて風車近くの扇坂展望所にて、凧揚げにチャレンジ。エコメッセージが描かれたたくさんの凧が阿蘇の空高く揚がっていきました。子供たちは自分の凧をうまく操作するのに苦労しながらも、阿蘇に吹く風の力を実感していました。

阿蘇の自然を学び、同時に環境にやさしい風力発電の仕組みも勉強

最後に、ウインドファームにある風車の真下へ移動し、「阿蘇の自然環境について」「風と人のくらしについて 温暖化防止の啓発」をテーマに、コミネット協会のスタッフの方から説明を聞きました。また「自然エネルギー 風力発電についての理解」をテーマに、ウインドファームの保守・運転業務を行っているJPハイテック西原事業所の小原所長より、ウインドファームや風力発電の仕組みについて実際に風車の内部へ入って説明がありました。子供たちからは「自分で作った凧が空高く揚がって楽しかったです」「10基の風車で約7,000世帯の電力をまかなえると聞いて、風の力でもたくさん電気をつくれるんだなあと思いました」との声を聞くことができました。

また、風の子塾実施にあたりさまざまな面でサポートをしていただいたコミネット協会の澤さんは「風の子塾は、主催者であるJ-POWERさんやアサヒビールさん、地元行政、学校の先生たちが『協働』で取り組んでいます。われわれは皆さんの期待に沿えるよう、専門家や名人と連携しながら、学びの場を提供していきたいです」と語ってくれました。両日ともけが人を出すことなく、風の子塾は無事にすべてのプログラムを終了しました。

▲ 大津東小学校・大津南小学校の児童52名
▲ 山西小学校・河原小学校の児童72名
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