サステナビリティ

社会(S)

活動内容

世代を超えて話し合う、エコとエネルギーのこと「エコ×エネ・カフェ」

2010年9月30日、J-POWER本店近隣の喫茶店にて、「エコ×エネ・カフェ」が開催されました。

▲オープンで自由な雰囲気の中、気兼ねなく対話を行う
▲テーブルに敷かれた模造紙に書き込みながら、対話を進める

「エコ」と「エネ」について学び合う

「エコ×エネ・カフェ」は「エコ(環境)とエネ(エネルギー)のバランスがとれた社会を目指して」をテーマとして、対話を楽しみながら学び合うことを目的に、2009年から開催しており、今回が4回目となります。

「エコ×エネ・カフェ」の参加者は、大学生から社会人まで、年齢も職業もさまざまです。テーブルに着いた参加者は初対面同士が多かったようで、最初はぎこちなかった会話も、ドリンクと軽食を手に話をするうちに、だんだんと打ち解けてきたようでした。

ゲストによる魅力あふれるトーク

▲開催にあたり挨拶をする藤木秘書広報部長代理

「エコ×エネ・カフェ」では、毎回魅力あふれるゲストによるトークを実施しています。このトークの内容をうけて、参加者は対話を行います。今回は長年江戸の文化について研究されている石川英輔さんをお迎えして「江戸時代のエネルギー事情」について、お話しいただきました。

石川さんは「江戸時代の人々は無駄なエネルギー消費がゼロだったが、エコを意識して生活していたわけではありません。しかしわれわれは便利さを求めるあまり必要以上に無駄なエネルギー消費をしています。例えば汚さない水は奇麗なのに、『水は汚れても浄水器で奇麗にすればいい』という発想になるのはおかしい」と語り、参加者も石川さんの熱心でユーモアあふれる話に引き込まれていました。

世代を超えて語り合い、知識を深める

▲切れの良い口調で語る石川さん(左)

続いては対話の時間です。同じテーブルを囲んだ参加者同士で、設問について自由に話し合うのですが、このような対話は「ワールド・カフェ」と呼ばれています。

「ワールド・カフェ」の特徴は、テーブルに敷かれた模造紙に、参加者が何でも書いていくこと。設問について思ったことや誰かが話した意見、考えている間に何気なく書いたイラストなど、とにかく書いていき、それを見ながら話を広げていきます。

テーブルを囲むのは世代も立場も違う人たち。用意された三つの問いのそれぞれに、多様な意見、アイデアが出たようでした。

「エコ×エネ・カフェ」を終えて

▲全体での振り返りの時間では、自分の思いをまとめて参加者に発表する

ゲストトークを行った石川さんも加わって、大いに盛り上がった対話の時間が終わり、まとめとして全体の振り返りの時間を持ちました。これまでの対話を通して、自分が感じたことを参加者に発表し、全員で共有します。

発表者からは「外国で実施されている環境保護の手法が、そのまま日本で通用するとは限らない。それよりは同じ日本である江戸時代の手法から、学べることがあるのでは」といった意見がありました。

最後に。まとめとして「振り返りシート」に参加した感想などを記入して、和やかな雰囲気の中「エコ×エネ・カフェ」は終了。終了後も会場には多くの参加者が残り、名残惜しそうに話をしている様子が印象的でした。

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