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お知らせ
瀬戸石ダムの現況について（続報）
2020年7月22日
電源開発株式会社
2020年7月4日未明に発生した熊本県を中心とした豪雨を受けた当社瀬戸石ダム（熊本県芦北郡芦北町・球磨郡球磨村）について、7月22日時点の現況をお知らせいたします。
ダム本体につきましては、現場での点検の結果、異常は確認されておりません。今後も、計測及び解析等を行い、安全性の確認に努めて参ります。
また、発電所等電気設備につきましては、一部目視調査の結果、浸水による汚損が確認されております。なお、発電所は7月2日より停止中です。
7月18日に公表致しました通り、現在、瀬戸石ダムは、ゲートをフルオープンにしダム上流からの水をそのまま下流に流しており、自然の河川に近い状態にしております。
ダムまでの道路及び管理所が水没したことにより、職員が常駐しておりませんでしたが、安全が確認されたことから、7月20日から従来実施していた監視を再開しております。
球磨川の下流沿いに設置している放流警報システムは、瀬戸石発電所の浸水の影響により故障しており、警報サイレンを依然として吹鳴することができません。そのため、当面の間につきましては、降雨等により、河川が急に増水する場合には、ダム周辺の関係行政にご連絡するとともに、可能な範囲での警報車等による注意喚起を行います。
当社は、今後も引き続きダム及び発電所の詳細な被害状況の把握に努めるとともに、新しい事実等が判明した場合には、すみやかな情報提供に努めて参ります。
〔参考1〕
■瀬戸石ダム・発電所の概要
- 所在地
（ダム）熊本県芦北郡芦北町・球磨郡球磨村
（発電所）熊本県芦北郡芦北町 - ダムの高さ：26.5m
- 発電出力：20,000kW
- 最大使用水量：134m3/s
- 運転開始：1958年9月
- 河川名：球磨川水系―球磨川
〔参考2〕 瀬戸石ダム（7月20日撮影）
以上