2023年
プレスリリース
Jパワーが保有・管理するダムが「只見川ダム施設群」として土木学会「選奨土木遺産」に認定されました
2023年9月25日
電源開発株式会社
電源開発株式会社(以下「Jパワー」、本社:東京都中央区、代表取締役社長 社長執行役員:菅野 等)は、所有・管理する只見川水系の4基のダム(奥只見ダム、大鳥ダム、田子倉ダム、滝ダム)が、他社の5基のダムとともに「只見川ダム施設群」として、9月25日、公益社団法人土木学会(以下「土木学会」)から「選奨土木遺産」の認定を受けました。
「選奨土木遺産」は、土木学会により2000 年に創設された認定制度であり、土木遺産の顕彰を通じて、社会や土木技術者へのアピール、まちづくりへの活用、失われるおそれのある土木遺産の救済・保護等を促し、歴史的土木構造物の保存に資することを目的とされています。選考対象は、竣工後50 年以上を経過した交通、防災、農林水産業、エネルギー、衛生、産業、軍事等の用途に供された広義の現存する土木関連施設とされています。
今回、只見川に設置されている水力発電用ダム10基のうち、竣工後50年を経過している9基のダムが「只見川ダム施設群」として選奨土木遺産の認定を受けました。これらの施設は、豪雪地帯の水資源と地形を巧みに利用して開発が行われ、戦後復興期の重要な電源として大きな役割を果たしました。日本の電気事業史及び土木史において、また河川史や地域資産として貴重な土木遺産群であることが土木学会に評価されました。
Jパワーの設備が「選奨土木遺産」に認定されるのは、2021年度の糠平ダム、2022年度の旧茂喜登牛水路橋に続き3件目となります。
奥只見ダム
Jパワーは今後も、これまでの全国各地における水力発電所の開発から運営の経験と実績を踏まえ、2021年2月にJ-POWER "BLUE MISSION 2050"で掲げたカーボンニュートラルの実現に向け、再生可能エネルギーである水力発電所を安定的に運転し、地域の発展に努めていきます。
- 認定を受けた9基のダムのうち、Jパワーが所有・管理する4基の概要は以下の通りです。
ダム名 所在地 完成年 奥只見ダム 福島県南会津郡檜枝岐村
新潟県魚沼市1960年(昭和35年) 大鳥ダム 福島県南会津郡只見町 1963年(昭和38年) 田子倉ダム 福島県南会津郡只見町 1959年(昭和34年) 滝ダム 福島県大沼郡金山町 1961年(昭和36年) - 5基のダムはいずれも東北電力株式会社が所有・管理するダムで、本名ダム(福島県大沼郡金山町)、上田ダム(同大沼郡金山町)、宮下ダム(同大沼郡三島町)、柳津ダム(同河沼郡柳津町)、片門ダム(同河沼郡会津坂下町)となります。
以上