2022年
プレスリリース
国産SAF(持続可能な航空燃料)の商用化および普及・拡大に取り組む有志団体「ACT FOR SKY」に加盟しました
~SAF原料となる微細藻類の供給を通じて脱炭素化社会の実現を目指す~
2022年9月9日
電源開発株式会社
電源開発株式会社(以下「Jパワー」、本社:東京都中央区、代表取締役社長 社長執行役員:渡部 肇史)は、国産SAF(Sustainable Aviation Fuel/持続可能な航空燃料)の商用化および普及・拡大に取り組む有志団体「ACT FOR SKY」に加盟しました。
現在、Jパワーでは、カーボンニュートラル社会の実現に向け、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)から「バイオジェット燃料生産技術開発事業/微細藻類基盤技術開発」事業を受託し、SAFの原料となる微細藻類を安定的に大量培養できる技術の開発に取り組んでいます。
このNEDO事業の成果によって培養される微細藻類は、SAFの原料としてSAF製造事業者へ供給されてニートSAF※1が製造され、最終的に化石由来の航空燃料と混合されてSAFとして使用されます。
国産SAFの商用化に向けては、SAF製造事業者や航空会社と産業界を横断したサプライチェーンを構築する必要があるため、Jパワーは、国産SAFの商用化および普及・拡大に取り組む有志団体「ACT FOR SKY」に加盟しました。
Jパワーは、CO2排出量削減に向けた課題解決に資する技術の開発を着実に進め、カーボンリサイクルを通じた脱炭素社会の実現に貢献していきます。
- 従来の化石由来の航空燃料と混合する前の代替航空燃料。混合後の航空燃料がSAFとされており、区別されている。
- (参考)ACT FOR SKYについて
2022年3月2日に、日揮ホールディングス株式会社、株式会社レボインターナショナル、全日本空輸株式会社、日本航空株式会社が共同で設立した国産SAFの商用化及び普及・拡大に取り組む有志団体であり、上記4社を幹事企業として、その他加盟メンバー企業で構成されています。 - (参考)微細藻類からSAF製造までの概略プロセスフロー図
- (参考)Jパワーでの研究開発状況(直径40m培養槽での微細藻類の培養試験写真)
以上