2021年
プレスリリース
「水素・CCS特命ライン」を設置しました
~CO2フリー水素の技術開発から事業化まで部門横断的に加速化~
2021年9月30日
電源開発株式会社
電源開発株式会社(以下、 J パワー、本社:東京都中央区、代表取締役社長 社長執行役員:渡部 肇史)は、国内外でのCO2フリー水素の製造・供給および発電利用の具体化を迅速かつ効率的に進めるため、「水素・CCS特命ライン※1」を設置しました。
CO2フリー水素の製造・供給および発電利用やCCS※2については、国内外において技術開発から事業化まで多岐にわたり部門横断的に取り組む必要があります。
関係部門が連携し様々な可能性を追求し早期に具体化するため、「水素・CCS特命ライン」を設置するとともに、ライン長を杉山弘泰(副社長執行役員)、副ライン長を菅野等(常務執行役員)および笹津浩司(常務執行役員)としました。
今後、水素・CCS特命ラインでは、
- Jパワーが参画する日豪水素サプライチェーン構築実証事業※3
- 既設発電所にガス化設備を付加してアップサイクルするGENESIS松島計画※4
に続く取組みとして、国内外において以下の具体的な取り組みを加速します。
- 化石燃料利用とCCSによるCO2フリー水素(ブルー水素)の製造・供給
- 再生可能エネルギーによるCO2フリー水素(グリーン水素)の製造・供給
- CO2フリー水素の発電利用
(いずれもCO2フリー水素にはCO2フリーアンモニアを含みます)
J パワーは、今後も、本年2月に公表したJ-POWER "BLUE MISSION 2050"に基づき、2050年カーボンニュートラルと水素社会の実現に向けた取組みを進めていきます。
- 特命ライン:複数部門にわたる特定の経営課題を迅速に処理するため、担当する役員を長として社内に設置し部門横断的に業務を執行する体制
- CCS:CO2の分離回収(Capture)及び貯留(Storage)
- 技術研究組合CO2フリー水素サプライチェーン推進機構(HySTRA)および豪州側のコンソーシアムの取り組み。豪州ビクトリア州の褐炭から水素を製造・貯蔵・輸送し、日本国内における水素エネルギー利用までをサプライチェーンとして構築するための技術開発と実証を行うもの
- 松島火力発電所(長崎県西海市)で、既存設備へ新技術を適用することにより、CO2フリー水素発電およびCO2フリー水素の製造・供給の実現を目指す計画
以上