プレスリリース

2021年

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糠平ダムが土木学会「選奨土木遺産」に認定されました

2021年9月28日
電源開発株式会社

電源開発株式会社(以下、Jパワー、本社:東京都中央区、代表取締役社長 社長執行役員:渡部 肇史)が所有・管理する糠平ダム(北海道河東郡上士幌町)が、本年9月17日、公益社団法人土木学会(以下、土木学会)から、歴史的価値のある土木構造物として「選奨土木遺産」に認定されました。

「選奨土木遺産」は、土木学会により2000年に創設された認定制度であり、土木遺産の顕彰を通じて、社会や土木技術者へのアピール、まちづくりへの活用、失われる恐れのある土木遺産の救済・保護等を促し、歴史的土木構造物の保存に資することを目的とされています。選考対象は、竣工後50年以上を経過した交通、防災、農林水産業、エネルギー、衛生、産業、軍事等の用途に供された広義の現存する土木関連施設とされています。

糠平ダムは、戦後の電力復興が急務とされる中で、1952年の設立から間もないJパワーが1953年に建設に着手しました。当時最大規模の国産機械やダムコンクリート施工では前例のない蒸気養生を採用することで、寒地での短期施工を実現し、着工から3年後の1956年に運転を開始しました。3年の短期間で運転開始を達成したこと、運転開始以降65年間北海道内の電力安定供給に貢献し続けていることが土木学会に評価され、Jパワーの設備で初めて「選奨土木遺産」に認定されました。

Jパワーは今後も、これまでの全国各地における水力発電所運営の経験と実績を踏まえ、本年2月26日にJ-POWER "BLUE MISSION 2050"で掲げたカーボンニュートラルの実現に向け、再生可能エネルギーである水力発電所を安定的に運転し、地域の発展に努めていきます。

糠平ダム糠平ダム

【糠平ダム 概要】

所在地 北海道河東郡上士幌町
形式 コンクリート重力式
堤高 76.0m
堤頂長 293.0m
堤体積 459.5千m3
総貯水容量 1.939億m3

【糠平発電所 概要】

所在地 北海道河東郡上士幌町
最大認可出力 44,200kW
最大使用水量 45.0m3/秒
最大有効落差 110.39m
水車型式 縦軸フランシス水車(2台)
運転開始 1956年

【糠平ダム 位置図】 糠平ダム 位置図

以上

添付書類

本文(PDF:675KB)

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