2021年
プレスリリース
鈴与電力と愛知県春日井市が「公共施設への電力供給とゼロカーボン推進に関する連携協定」を締結しました
~ 公共施設109施設のゼロカーボン化及び小中学校(52校)のRE100を達成 ~
2021年6月22日
電源開発株式会社
当社及び鈴与商事株式会社の共同出資会社であり小売電気事業者の鈴与電力株式会社(以下、鈴与電力)は、愛知県春日井市(市長:伊藤 太)と本日、「公共施設への電力供給とゼロカーボン推進に関する連携協定」を締結しました。
本協定では、春日井市のクリーンセンター(清掃工場)で発電されたCO2フリーの電力を鈴与電力が調達し、本庁舎をはじめ市内109の公共施設へ供給することで電力の地産地消を実現するとともに、公共施設(109施設)のゼロカーボン化及び小中学校(52校)のRE100※1も同時に達成します。更に、電力需要を調整するデマンドレスポンス※2の実証や、公用車のEV化、小中学校生向けの環境教育や地域イベント等を通じた環境啓発活動にも取り組んでいきます。
また、本日、春日井市と鈴与電力は、鈴与商事、株式会社フジドリームエアラインズ(以下、FDA)及びしずおか未来エネルギー株式会社の3社を協力会社とする覚書を締結し、「ゼロカーボンシティかすがい(2050年二酸化炭素排出量実質ゼロ)」宣言の実現に向け、様々な取り組みを展開していきます。
Jパワーグループは今後も、CO2フリーの再生可能エネルギーの活用と安定化に積極的に取り組むことで、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。
※1 「RE100」
事業活動に使用する電力を再生可能エネルギーで100%賄い、温室効果ガスの削減を目指す国際的イニシアティブ。
※2 「デマンドレスポンス」
電力需要を制御する取り組み。卸市場価格の高騰時や系統信頼性の低下時において、電気料金価格の設定またはインセンティブの支払いに応じて、需要家側が電力の使用を抑制するよう電力消費パターンを変化させること。
【連携協定・覚書に基づく事業の概要】
- 連携する事項
- 春日井市クリーンセンター(清掃工場)の余剰電力の公共施設への供給
・公共施設(109施設)のゼロカーボン化
・小中学校(52校)のRE100達成 - 電力の地産地消を通した環境啓発・環境教育
・地球温暖化問題や温室効果ガス排出量削減の必要性等の環境啓発
・小中学校における環境講座の実施 - 地球温暖化対策に係る環境啓発・環境教育
・市民向けの環境啓発および環境教育の実施 - ゼロカーボンシティの実現に向けた環境施策
・デマンドレスポンスの対象となる公共施設の選定調査及び実施に向けた協議
・再生可能エネルギーの導入促進、公用車のEV転換に関する提案及び協議 - パートナーシップにより環境問題の解決を図る取組み
・市民、大学、事業者、行政等が協働・連携して環境問題の解決を図る具体的な取り組みについての共同検討
- 春日井市クリーンセンター(清掃工場)の余剰電力の公共施設への供給
- 事業スキーム
事業者 | 役割 | 契約主体 | 鈴与電力 | 電力需給/清掃工場の余剰電力調達、公共施設への電力供給 |
---|---|---|
協力会社 | 鈴与商事 | 環境施策/市有施設でのデマンドレスポンス検討や公用車のEV化等 |
FDA | 環境啓発/航空事業における省エネ対策等の環境講座・イベント等の実施 | |
しずおか未来エネルギー | 環境啓発・教育/小中学生向け環境講座の企画、実施 |
以上