2019年
プレスリリース
新造石炭専用船就航について
~SOx規制に対応したスクラバー搭載船の運航開始~
2019年9月11日
電源開発株式会社
本日、電源開発株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 社長執行役員:渡部 肇史、以下「Jパワー」)が川崎汽船株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:明珍 幸一)との間に契約した石炭専用船「CORONA CITRUS(コロナ・シトラス)」(以下、本船)が就航しました。
本船は、今治造船株式会社丸亀事業本部にて建造されたポストパナマックス(載貨重量:88,000MT級)と呼ばれる船型で、日本の火力発電所の荷揚げ炭壁を考慮した幅広浅喫水型の設計となっております。
また本船は、2020年1月より施行される船舶のSOx排出規制(注1)に対応するため「SOxスクラバー」(注2)を搭載しており、規制開始後も従来のC重油を燃料とした航行が可能となります。
Jパワーは、本船を含めSOxスクラバーを搭載した専用船を5隻確保しており、順次竣工のうえ運航を開始いたします。
Jパワーは、引き続き環境規制の遵守と電力の安全・安定供給に万全を期してまいります。
(注1) 2008年に国際海事機関(IMO)が船舶から排出されるSOx削減のため船舶燃料油の硫黄分濃度を3.5%以下から0.5%以下へ引き下げることを決定。この規制強化に適合する燃料油を使用する以外に、SOxスクラバーを使用する方法と、LNG等の代替燃料を使用する方法が認められている
(注2) SOxスクラバーは、排気ガスに海水を噴霧しSOxを洗浄する装置
<CORONA CITRUS全景>
以上