2014年
プレスリリース
子会社における 営業外費用(為替差損)の計上に関するお知らせ
平成26年1月31日
会社名 電源開発株式会社
代表者名 代表取締役社長 北村 雅良
(コード:9513、東証第一部)
問合せ先 秘書広報部広報室 課長 北風 正男
(TEL.03-3546-2211)
当社の連結子会社であるGulf JP Company Limited(タイ国、当社出資90%、以下「GJP社」)は、平成26年3月期連結累計期間(平成25年4月1日~平成26年3月31日)において、下記のとおり営業外費用(為替差損)を計上する見込みとなりましたので、お知らせいたします。
記
1.GJP社の概要
(1) 名称
Gulf JP Company Limited
(2) 所在地
タイ国バンコク市
(3) 代表者
社長 Mr. Sarath Ratanavadi
(4) 事業内容
発電所の建設、運営等
(5) 資本金
19,391百万タイバーツ
(6) 決算日
12月31日
2.為替差損の内容
当社はGJP社を通じて、タイ国において7件の10万kW級ガス火力発電所の運営および2件の160万kWガス火力発電所の開発を行っています。
これら計9件のプロジェクトからの売電収入はタイバーツ建てとなりますが、その一部は米ドルの為替変動に応じて調整されることから、これらプロジェクトに係る借入については、その確実な返済のためにタイバーツ建ておよび米ドル建てで行っています。このうち米ドル建ての債務はタイ国法人であるGJP社にとって外貨建債務となるため、決算期毎にタイバーツ建てへの換算差額が為替差損益として計上されます。
また、発電所の建設工事に係る代金については、その一部につき支払時の通貨が調達資金と異なるため、確実な代金支払いを目的に為替予約を行っておりますが、決済時または決算期毎に換算差額が為替差損益として計上されます。
今般、為替相場の変動により、これら外貨建債務および為替予約等について、概算で約110億円の為替差損を計上する見込みとなったものです。
3.業績見通しへの影響
上記の為替差損の計上による当期業績への影響につきましては、本日(平成26年1月31日)公表の「平成26年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」をご参照ください。
以上
(参考)
○ 7件の10万kW級ガス火力発電所の概要
位置 |
発電方式 |
出力 |
プロジェクト会社名 |
運転開始 |
サラブリ県 |
ガス* |
11万kW |
Gulf JP KP1社 |
平成25年1月5日 |
11万kW |
Gulf JP KP2社 |
平成25年2月1日 |
||
11万kW |
Gulf JP TLC社 |
平成25年3月1日 |
||
チェチェンサオ県 |
11万kW |
Gulf JP NNK社 |
平成25年4月1日 |
|
ラヨン県 |
12万kW |
Gulf JP NLL社 |
平成25年5月1日 |
|
バトゥムタニ県 |
11万kW |
Gulf JP CRN社 |
平成25年7月1日 |
|
サラブリ県 |
12万kW |
Gulf JP NK2社 |
平成25年10月1日 |
○ 2件の160万kWガス火力発電所の概要
位置 |
発電方式 |
出力 |
プロジェクト会社名 |
運転開始(予定) |
サラブリ県 |
ガス* |
160万kW |
ノンセン地点 |
1号:平成26年6月 |
アユタヤ県 |
160万kW |
ウタイ地点 |
1号:平成27年6月 |
* ガスタービン・コンバインドサイクル発電