もっと知ってほしい石炭火力発電
世界最高水準の発電効率
地球温暖化対策に貢献する高効率発電
温室効果ガスのCO2を削減するためには、省エネルギーの他に、効率的に電気をつくり、化石燃料の使用量を減らすことが必要です。燃焼によって発生するCO2は同じ電気をつくる場合、石炭は天然ガスと比べると2倍近くになりますが、日本の石炭火力は蒸気タービンの圧力や温度を超々臨界圧(USC※1)という極限まで上昇させる方法で、欧米やアジア諸国に比べ高い発電効率を実現しています。
仮に日本のベストプラクティス(最高水準性能)を排出の多い米国、中国、インドに適用した場合には、日本のCO2総排出量より多い約12億t-CO2の削減効果があると試算されています。
J-POWERの石炭火力発電設備は、最先端技術の開発に自ら取り組み、積極的に採用してきたことにより、世界最高水準の熱効率を達成しています。
- USC: 超々臨界圧発電
各国の石炭火力発電の熱効率推移
石炭火力発電からのCO2排出量と削減ポテンシャル
バイオマス燃料の導入でCO2を削減
バイオマス(生物資源)エネルギーである林地残材や下水汚泥を燃料に加工し、石炭と一緒に利用することで、石炭の使用量を減らし、CO2を削減することができます。設備を一括更新し、2020年6月に運転を開始した竹原火力新1号機では、バイオマス燃料の混焼率10%を目指しています。
- 石炭火力発電って今でも必要なの?
- でも、やっぱり黒い煙がモクモク…のイメージなんだけど?
- 石炭が出すCO2を減らすためにどんなことをしているの?
- 未来の地球のためにJ-POWERが今取り組んでいることは?