もっと知ってほしい石炭火力発電

世界最高水準の発電効率

発電効率を世界最高水準まで高め、発電するときに出るCO2を減らしています。

地球温暖化対策に貢献する高効率発電

温室効果ガスのCO2を削減するためには、省エネルギーの他に、効率的に電気をつくり、化石燃料の使用量を減らすことが必要です。燃焼によって発生するCO2は同じ電気をつくる場合、石炭は天然ガスと比べると2倍近くになりますが、日本の石炭火力は蒸気タービンの圧力や温度を超々臨界圧(USC※1)という極限まで上昇させる方法で、欧米やアジア諸国に比べ高い発電効率を実現しています。
仮に日本のベストプラクティス(最高水準性能)を排出の多い米国、中国、インドに適用した場合には、日本のCO2総排出量より多い約12億t-CO2の削減効果があると試算されています。
J-POWERの石炭火力発電設備は、最先端技術の開発に自ら取り組み、積極的に採用してきたことにより、世界最高水準の熱効率を達成しています。

  • USC: 超々臨界圧発電

各国の石炭火力発電の熱効率推移

各国の石炭火力発電の熱効率推移
※出典:Ecofys International comparison of fossil power efficiency 2018

石炭火力発電からのCO2排出量と削減ポテンシャル

石炭火力発電からのCO2排出量と削減ポテンシャル
*日本の石炭火力発電の最高効率を3か国に適用した場合
※出典:「Ecofys International Comparison of Fossil Power Efficiency and CO2 Intensity 2018」から作成

バイオマス燃料の導入でCO2を削減

バイオマス(生物資源)エネルギーである林地残材や下水汚泥を燃料に加工し、石炭と一緒に利用することで、石炭の使用量を減らし、CO2を削減することができます。設備を一括更新し、2020年6月に運転を開始した竹原火力新1号機では、バイオマス燃料の混焼率10%を目指しています。

バイオマス燃料の再利用(J-POWER竹原火力発電所)
竹原火力発電所新1号機

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