もっと知ってほしい石炭火力発電
日本と世界中の電力供給を担う石炭火力発電
いつでも、安定的に使える石炭
主要エネルギー資源である石油・天然ガスは、中東やロシア、アフリカ等で産出されるため政情不安の影響を受けやすい資源です。
一方、石炭は世界中に偏りなく広く分布しているため手に入れやすい資源です。また政情不安の影響を受けることも小さいこともあり値段も安定しています。また石炭は主なエネルギー資源の中で最も埋蔵量が豊富で、可採年数は石油、天然ガスの2.5倍以上と言われています。
こうした特徴を持つ石炭は、エネルギー自給率の低い日本のエネルギーの安全保障にとって、欠かすことのできない“重要な存在”なのです。
燃料価格の推移
化石エネルギー資源の埋蔵量
世界の電力を支える石炭火力
2040年に世界の発電電力量は2019年の約1.5倍に増加すると考えられています。現在、世界には貧困解決、医療・教育インフラの整備が必要な国や地域が多くあります。そうした目標の達成に、安くて安定的なエネルギー供給は不可欠です。このように世界規模で増大するエネルギー需要に対応するために、石炭火力が選択肢の1つとなりえます。例えば、アジアでは、2040年に向けて経済発展とともに石炭火力の需要が拡大する見通しとなっています。