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ニュースリリース・お知らせ(原子力関係)

大間原子力建設所における火災発生について(第3報)

2020年3月4日
電源開発株式会社
大間現地本部
大間原子力建設所

2020年2月3日午前1時頃、大間原子力建設所車庫に格納されている化学消防車の水タンクヒーターを火元として火災が発生いたしました(2月3日17日お知らせ済み)。今般、火災発生に至った管理面での原因を調査し、また、その再発防止策をまとめましたのでお知らせいたします。
今回の火災により、関係者並びに地元の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけしましたことを、改めてお詫び申し上げます。

  1. 管理面での原因
    今回の火災発生の推定原因である「水タンクの水抜き状態での凍結防止ヒーターの電源の投入」を行った管理面での原因は以下のとおりです。
    1. 化学消防車受入時に機器装置部分や車両部分の取扱説明書及び図面は受領していたが、その中に凍結防止ヒーターの取扱説明書、使用上の注意事項及び図面は含まれていなかった。
    2. 凍結防止ヒーターを含めた維持管理の手順(点検計画、操作手順)の作成が完了していなかった。
    3. 凍結防止ヒーターの構造、仕組み(水タンクヒーターとテープヒーターの両方を加温すること等)及び使用上の注意事項(水タンクの水抜き状態での凍結防止ヒーター使用禁止等)を認識できていない状況で凍結防止ヒーターの電源を入れた。
  2. 再発防止策及び水平展開
    上述の管理面での原因を踏まえ、今回の火災に対して当社として以下の再発防止策及び水平展開を行います。
    1. 製品の納入に当たっては、取扱いに必要な取扱説明書や図面類が提出されていることの確認、使用上の注意事項等の確認を徹底する。
    2. 納入後は、維持管理の手順(点検計画、操作手順)を定め遵守する。
    3. 火災の危険性のある類似の設備を洗い出し、再点検を実施する。
    また、今回の火災を踏まえ、火災リスクを含む原子力安全に対する当社社員の意識の向上に努めて参ります。

以上

添付書類

本文(PDF:149KB)

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