サステナビリティ

社会(S)

活動内容

地域のふれあい 晴谷コミュニティまつり

先生役を務めたのはJ-POWER東和電力所の佐藤さん

冬の兆しが見え始めた10月27日、J-POWER東和電力所がある岩手県花巻市東和町で、毎年恒例となる「晴谷コミュニティまつり」が開催されました。会場となるのは東和町内の谷内振興センターで、主催は東和東部地区コミュニティ会議※です。東和東部地区コミュニティ会議は、広範囲にわたる5つの行政区から成り、東和電力所も管内に含まれています。コミュニティ会議発足直後、住民がお互いを知るための取り組みとして始まったのが、この晴谷コミュニティまつりです。2007年から始まり、今年で7回目となります。

※コミュニティ会議:花巻市内の地区ごとに特色あるまちづくりを進める自治活動組織。地域の様々な課題解決に向けて特色ある取り組みを進めている。

地域の産業と伝統芸能に触れるきっかけ

地元の保育園児による百姓踊り

晴谷コミュニティまつりの開幕に際し、体育館でオープニングイベントが行われました。関係者・来賓からの挨拶の後、恒例の餅まきが行われ、J-POWERグループからも、J-POWER東和電力所新国所長が参加しました。餅まきの時間になると、後方からも人が集まり、取材をするのも一苦労するほどの賑わいでした。

中心会場である体育館では、引き続き「農産物の品評会・即売会」と「郷土芸能の発表会」が開催されます。農産物の品評会・即売会では、地元で収穫された新鮮な野菜がテーブルの上に所狭しと並べられ、あっという間に売れていきました。郷土芸能発表会では、「社風流鶏舞」「倉沢さんさ踊り」「金津流丹内獅子踊」「百姓踊り」という4種類の伝統芸能が披露されました。中でも地元の保育園児たちによる百姓踊りでは、保護者を含む多くの観客が笑みを浮かべていました。

他にも、寸劇や曲芸のステージ発表、地元企業団体による紹介・販売コーナー、晴谷伝統の味である豚汁とお餅のふるまいがありました。併設して晴谷芸術祭も開催され、手芸を中心に地元の方の作品が出品・展示されていました。

J-POWERグループの取り組み

小さいお子さん向けのサイコロ投げコーナーの対応をするJPハイテック東和事業所の小原さん

J-POWERグループは、「お楽しみコーナー」へブースを出展しました。今年で3回目の出展となります。会場となる教室で、会社概要パネルや「水力発電のしくみ」模型を展示しました。取水路や水圧鉄管も示されて模型は、東和電力所の手作りです。スイッチを入れると、ダムから取水した水が流れ、水車を回して電気が点灯する本格的なもので、水力発電の仕組みを分かりやすく説明する際の強力な助っ人になっています。

子どもたちが楽しみにしているのは、電気自動車を作る工作教室。講師はJ-POWER東和電力所の佐藤さんです。毎年、晴谷コミュニティまつりや東和産業まつりで先生役を務める佐藤さんは、子供たちの元気に負けない明るさで進行していきます。低学年のお子さんは少し難しかったようで、中には苦戦しているお子さんも。佐藤先生や新国所長のアドバイスを受けながら、一生懸命組み立てていきます。車が出来上がると子供たちは満面の笑みを浮かべていました。また、工作の合間に実験を行い、電気の話をしています。特に子供たちの心をとらえたのは、手回し発電機。「豆電球」と同じ力で「LED電球」を回し、不思議そうな顔のお子さんも。省エネや節電が体験できたようです。

東和電力所の取り組みは、地域の子どもたちが電気の不思議と出会うきっかけにもなっているようです。

「東和産業まつり」へも出展しました

10月12~13日、道の駅とうわで行われた「東和産業まつり」へも出展しました。東和町内の商工業を紹介するイベントとして、今年で40回目となります。J-POWERグループでは、会社紹介パネルの展示や工作教室に加え、年代を問わずに参加できるゲームコーナーを設けています。毎年の出展は、所員と地域の方が触れ合う恒例行事の一つとなっています。

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