サステナビリティ

社会(S)

活動内容

新潟県 小出電力所 中部 地域共生活動等

地域のみんなでつくり、盛り上げる うおぬま「夏の雪まつり」

佐藤館長(右端)による奥只見発電所案内
盛況だった科学実験コーナー(右端はJPハイテック
長谷川さん、右から3番目はJPハイテック中江所長代理)

真夏の銀山平に雪山が出現

今年25回目の開催を迎えたうおぬま「夏の雪まつり」。J-POWERグループ小出地区では、長年にわたり協賛するとともに、イベントブースに出展をしています。今回は、7月27~28日に行われた夏の雪まつりの紹介とJ-POWERグループの取り組みを紹介します。

取材当日の27日、奥只見の山々には雲が厚く掛かっていましたが時折、日が差す穏やかな天気です。数日前から夕方には、バケツをひっくり返したようなどしゃぶりの雨が降ることが多く、今日も天気予報を注視しながらのイベント参加となりました。

まず、会場に入ると目にするのは巨大な雪山。もちろん本物の雪です。どのようにして、この雪がこの夏にあるかというと......。それは、冬場に積もった大きな雪山に断熱シートを被せて大切に、この時まで冬眠していた宝物だからなのです。真夏にこれだけ大きな雪山があると、暑い日中でも、周囲はヒンヤリとして涼しげな雰囲気に包まれています。冬では当たり前に降る雪であっても、夏にある雪に来場した子供たちは大喜びで、ソリに乗り歓声をあげて雪山を滑り降りていました。

「奥只見発電所見学ツアー」は人気のイベントの一つ

J-POWERクイズでの正解を真剣に探す子供たち

J-POWERグループの出展ブースで人気なのは「奥只見発電所見学ツアー」。今年も合計40人の参加者を午前と午後の1回ずつに分け、奥只見ダムのダム堤と地下発電所を見学します。受付では、午前9時50分の開始前から希望者が列を作り、今か今かと首を長くして待っているほど。そして開始からわずか数分で、午前の部の定員である20人に達してしまい、満員御礼をなりました。 ツアーの案内は、奥只見観光(株)の佐藤館長をはじめとして、J-POWERグループ小出地区の皆さんです。参加者の安全を第一に考えて、J-POWERグループに親しみを持ってもらいたいとの思いから続けています。

真剣なまなざしで作ります(左はKEC形部さん)

参加者が一様に驚きの声を上げたのは、地下発電所構内の気温です。この時期の外気温は摂氏30度を超える真夏。日光をさえぎるものがない太陽の真下、うだるような暑さのダム堤から、エレベーターに乗って、150mほど下へ降りると......。エレベーターのドアが開くと、すっと、心地よい冷気が参加者を包みこみます。摂氏10度前後で一年中、同じくらいの気温に保たれています。外気をさえぎるコンクリートの厚さとダムの巨大さに、驚きながら、佐藤館長の説明を熱心に聞いていました。

また、科学実験コーナーでは、午前と午後で3回に分けて、電気の仕組みを子供たちへわかりやすく伝えられるキットとして、プラモデル作りをしています。パーツを一つでもなくしてしまわないように、また、作業中にけがをしないように、所員の方が細やかに目を配っていてしっかりとサポートしているのが印象的でした。作業の途中、懸念していた夕立が会場に降りだしました。テントに囲いをしなくてはならないほど、雨脚が強くなりましたが、子供たちは一生懸命最後まで、プラモデル作りを続けていました。少し経つと雨も小康状態になりようやく動けそうに。

子供たちは、完成品とJ-POWERグッズを手に抱え、最後まで気を抜かずに参加者への配慮を欠かさない所員の方へ、大きく手を振って帰っていきました。

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