サステナビリティ

社会(S)

活動内容

長崎県 松浦火力発電所 九州・沖縄 地域共生活動等

環境月間行事 花苗の配布活動/大崎海水浴場清掃 大切にしてきた地域社会と接する取り組み

花苗と感謝の気持ちをお渡しします
これからも共同して地域のために

松浦火力発電所では、環境月間行事の一環として花苗の配布活動と大崎海水浴場の清掃を行っています。この2つの活動は松浦地区のJ-POWERグループ社員が地域に出て行き、地域に貢献できる大切な行事となっています。今回はこの2つの行事についてご紹介します。

花の苗を通した地域とのつながり

6月13日、松浦中央公園にて毎年恒例となっている花苗の配布活動が行われました。松浦火力発電所では、環境月間が始まった1991年から地域との共生を目的に実施しています。「ここ松浦地区では、海岸や公道(※)の清掃活動、松浦水軍まつりへの参加、発電所開放イベント開催等の地域活動を実施していますが、地域の皆さまと直接的に触れ合える花苗の配布活動を大切にしています」とJ-POWER松浦火力発電所企画・管理G高島さん。今年はブライダルベールやペンタスなど4種類を合わせて400鉢準備し、日頃の感謝の気持ちと共に配布しました。事前の告知は市報掲載のみでしたが、当日は毎年楽しみにされている方や、口コミで情報をお知りになった方が集まり、大いに賑わいました。配布の1時間前には既に、数十人の方がまだかまだかと配布を待たれていました。お話を聞くと「毎年楽しみにしています。市報を見て、配布する日をカレンダーに印をつけて待っていました」という方もいらっしゃいました。花苗の配布活動が松浦市民にとって楽しみの一つになっていることを実感することができました。

J-POWER松浦火力発電所小林所長が挨拶で日頃の感謝の気持ちを伝えると、集まった松浦市民の皆さんは笑顔と共に花苗を受け取っていました。

※公道の清掃活動は長崎県のアダプト・プログラム(一定区画の公共の場所を養子に見立て、市民が里親となって用紙の美化清掃を行い、行政が支援する仕組み)の一環で、2007年から行っています。

クリンカ灰の有効活用

配布する花苗には、例年はクリンカ灰を有効活用するための実験で育てたものを使用しています。この実験では、実験設備ができた1993年からクリンカ灰を土壌に混ぜる割合を変えながらいろいろな植物を育て、どういった種類の植物に合うのかなどを試しています。一定の割合のクリンカ灰を土壌に混ぜた方が、何も混ぜない土壌より排水・保水両面において有効だとのことです。「石炭灰はただの廃棄物ではなく、有効利用できる資源です。地道ですが、継続してクリンカ灰を利用した花苗を配ることで、地元の皆さんのJ-POWERグループへのイメージも良くなるのでは」と語るのはJPBS松浦事業所鴨川さん。花苗の配布を通じた事業活動への理解も、咲いた花の数だけ増えていくようです。

清掃を通した地域への感謝の気持ち

力を合わせて頑張ります

6月20日、九州電力(株)と西九州共同港湾(株)(以下:NKK)と共同で松浦市内にある大崎海水浴場の清掃活動が行われました。当日は残念ながら開始直前に降り始めた雨の中、J-POWERグループ36人、九州電力(株)36人、NKK10人の計82人が海開きを控える海水浴場の清掃に汗を流しました。

配属されたばかりの新入社員も多くの先輩社員についていきながら一生懸命にごみを拾っていました。また岩場に挟まっているごみを取るのは一苦労するようで、雨に濡れながらも必死に手を伸ばしてごみを拾っていました。流木や漂流物などのごみが多く、清掃が終わるころには綺麗な浜辺が広がっていました。

J-POWERグループ松浦地区では用具などの下準備をじっかりしてグループ社員が活動しやすい環境作りを心掛けており、グループ社員も率先して活動に参加していました。清掃活動を通じた地域への感謝の気持ちが、大地に浸み込む雨のようにひしひしと伝わってきました。

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