サステナビリティ

社会(S)

活動内容

自然を満喫しながら楽しむ「第26回猿ヶ石川下りアドベンチャーレース」

水しぶきにぬれながらもオールをこぐ浦田(左)・森脇(右)ペア
小原(左)・浅野(右)ペアは激流のポイントもうまく乗り越えます

適切な水量を調整することでレースに参加

半世紀あまりの歴史を刻んでいる東和発電所

よく晴れた青空が広がる8月19日、岩手県花巻市東和町の猿ヶ石川を舞台にゴムボートで川を下りタイムを競う「第26回猿ヶ石川下りアドベンチャーレース」が開催されました。主催は地元花巻市や、東和ラフティングクラブ、B&G海洋スポーツ指導者協議会や当社の東和電力所などで組織する実行委員会で例年開催しています。

スタートを待つ参加者たち

東和電力所では、レースが東和発電所の下流で行われることから、発電使用水量調節を行って協力しています。またこの川下りにはJ-POWERグループとして参加することが社会貢献の一環となると考え、毎年複数のボートを出艇し、競技者とそれを支えるメンバーに分かれて多くの所員が参加しており、所員同士や地域の方々とのコミュニケーションをとる良い機会となっています。

全員無事に完走! 皆さんに笑みがこぼれます

東和発電所は歴史ある発電所でJ-POWERの中では胆沢第一発電所に続く、第2号の発電所です。当初この発電所は猿ヶ石川にちなんで「猿ヶ石発電所」と呼ばれていましたが、昭和30年4月1日、発電所の所在地が町村合併により東和町となったので「東和発電所」と改称されました。それから半世紀あまり東和発電所は東和町と共に歴史を刻んできました。

大人も子供も笑顔ががじける

レースは約6.5kmの区間で行われ、1時間ほどかけてゴールを目指します。今年は、ペア4部門に子供から大人までの106艇212人が出場、J-POWERグループ東和地区では、男子ペアの部門に3艇、女子ペアの部門に1艇参加しました。

最初の親子ペアの部門のスタートは10時半。いよいよレースの始まりです。水量も調整の成果で、時間が経つごとに若干水かさが増えたようにも感じます。特に今年は雨が降らず、大会前から渇水が心配されていましたが、水量調節を行うことで開催することができました。猿ヶ石川にかかる橋の上には駆けつけた近隣住民の方や応援する方がひしめき合っています。その声援の中、J-POWERグループの選手たちも続々とスタート。水しぶきでぬれながらも選手たちはオールを一生懸命こいでゴールを目指します。選手の中には激流で転覆し全身ずぶぬれになったり、ボートから落ちた仲間を助ける姿があったりと程良い水量の中で無事にレースが終了しました。女子ペアの部門に参加した小原・浅野ペア(共にJPハイテック東和事業所)は4位と好成績で表彰台まであと少しでした。また男子ペアも出場した3艇とも完走しました。女子ペアの部門に参加した小原さんは「毎年参加していますが、自然が相手のレースなので、毎年状況が異なり、楽しいです。来年はぜひ入賞したいです」と笑顔で話していました。メンバーで川沿いから声援を送っていたJ-POWER東和電力所新国所長は、「所員のみんなと競技の模様を語り合うことが、最高のコミュニケーションの機会となっています。今年は惜しくも入賞を逃しましたが「継続は力なり」です」。ここ、歴史ある東和地区では、楽しみながらも地域とのつながりを大切にする姿勢が培われ、毎年継続した協力が行われていました。

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