サステナビリティ

社会(S)

活動内容

元気な子どもたちの歓声が地域コミュニケーションの橋渡し

力いっぱい真剣に掘り進めました

早明浦ダムのふもとでたけのこ掘りを体験

手前が早明浦発電所。豊かな自然が広がっています
力を合わせて「せーの!」

四国中央部を東に流れ、紀伊水道にそそぐ吉野川は、延長194kmの四国第一の大河川です。その上流部の高知県長岡郡本山町には水資源機構が主体となって建設された早明浦ダムがあり、昭和47年2月に運開した早明浦発電所では、ダムからの治水、利水などの目的で放流される水を利用して発電を行っています。

この早明浦発電所近傍の竹林で、地元本山町の吉野小学校の児童を対象にしたたけのこ掘り体験授業が行われました。この取り組みは、17年前から実施しており、今年は吉野小学校の児童の皆さん約20人と先生10人が参加しました。

4月15日の当日は、透き通るような青空に恵まれ絶好のたけのこ掘り日和となりました。竹林の地面からはたけのこがびっしりと顔を出して児童たちを待っています。二日前までは、雨に見舞われ当日の天候が危ぶまれていました。しかし、たけのこの生育には、ちょうど良い恵みの雨だったようで早明浦駐在の竹林所長代理が事前に確認した時はまばらだったたけのこも、この二日間で成長し今日という日を待っていたかのようでした。

大人に負けず一生懸命掘り進める

やっと掘れたたけのこをじっくりと観察する

午前10時を回ったころ、吉野小学校の児童の皆さんが「こんにちは!」の大きな声で挨拶しながらやってきました。まず竹林所長代理から、児童たちに今日の注意事項や簡単な道具の使い方などを説明した後、早速たけのこ掘り体験がスタートしました。竹林は見渡せるように事前に下草など刈り込んであり、小学生にも歩きやすくなっていますが、教室や小学校の校庭での授業とは違い野外での授業なので、特に安全管理が重要になってきます。そのため、J-POWERグループの所員がしっかりと目を光らせ、けがなどをしないように、サポートをしていました。

たけのこ掘りの班は児童3人ほどで1班を編成します。各々の班には所員がついて、道具の使い方から掘り方、周囲の安全な移動などを手助けしました。

大人が使うたけのこを掘るためのスコップなどは、子どもには大きすぎます。そこで、当日は大人が使う大きさに比べて半分くらいの小さなものを用意しました。児童たちはその小さな道具を一生懸命使って、まだ少ししか顔を出していないたけのこを深く掘り進めていました。掘り終えたばかりの今まで見たことのないたけのこに不思議そうな顔をする児童もいました。

竹林からこだまする子どもたちの歓声と笑顔が学校では体験できない多くの収穫になったことを物語っていました。

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