サステナビリティ

社会(S)

活動内容

神奈川県 茅ケ崎研究所 関東 電気教室/自然観察学習会

社員の温かい工夫の気持ちが詰まった夏休み親子研究所見学会

「現在の市役所の場所も昔はJ-POWERの敷地でした」
との長坂所長代理の説明に参加者は驚いていました
J-POWER茅ヶ崎研究所土木技術研究室三宮さんの説明する液状化の実験で子供たちの目線は釘付け

地域と接する機会となる貴重な見学会

J-POWER茅ヶ崎研究所では毎年恒例となった茅ヶ崎市及び周辺在住の小学生親子を対象とした「夏休み親子研究所見学会」を今年も開催しました。見学会は2日間にわたって行われ、抽選で選ばれた35家族88人の方が研究所を訪れました。この活動は今年で7年目に入り、小学生の夏休みの自由研究の材料にもなることで口コミでも広がり、非常に人気となっています。

茅ヶ崎研究所では地域の方を迎える機会がこの見学会に限られており、この見学会は地域の皆さまと接する非常に重要な機会となっています。

浜風を肌に感じながら、茅ヶ崎研究所を伺うと多くの親子連れで待合室はにぎわっていました。下越所長より「見学ではお子さまにもわかるように所員が工夫しています。また工作では親子の協働作業でコミュニケーションを取っていただき、楽しい時間を過ごしていただければと思います」とのご挨拶で見学会が始まりました。

続いて長坂所長代理より会社・研究所照会が行われました。なぜこの茅ヶ崎の地にJ-POWERの研究所があるのか。歴史に触れながらの紹介ではお子さまだけではなく、お孫さんを連れたお祖父さんやお祖母さんが興味深そうに聞き入っていました。

迎える社員の温かい工夫

親身に操作の説明をするJPD土木技術センター横山さん

概要説明が終わり、見学に入ると子供たちの気持ちのスイッチが一段と入ります。ダムシミュレーターでは、ダム実務研修の説明を受けると実際に操作を体験できます。ボタンを押すと、模型のゲートが動くので子供たちは興味津々。体験しながらダムの操作の仕組みを理解しました。

茅ヶ崎研究所での特徴的な試験の一つである通称「100年コンクリート」についてはコンクリートが保存されている実験室を見学しました。この実験の目的は長期においてどの程度のコンクリートの許容応力度が確保されているのか、あるいはどの程度の増減を生じているのかといった、コンクリートの長期的な物性を評価することにあります。現在50年を過ぎ、郷土の増進後の圧縮強度はほとんど変化がないとのことです。説明を聞いた参加者は大変驚いていました。またどの程度実験用のコンクリートを確保しているのか、なぜコンクリートによって色が違っているかなどたくさんの質問が上がりました。

地下レーダー探査では子供たちにキャラクターの絵が描いてある板を床に隠してもらい、地下レーダーを探すゲームを行いました。「もっと小さいビーズや石ころはわかるの? といった質問があって、知りたいと思って聞いてくれていることが実感できてうれしかった」と話すのはJ-POWER茅ヶ崎研究所土木技術研究室佐々さん。研究所の皆さんが地域の方を喜ばせたいという温かい工夫の気持ちは確かに子供たちに伝わっています。

親子の絆がぐっと縮まる

見学を終えると、次は親子でソーラーバッタの製作に入りました。一緒に工作をすることで互いに話し合いながら組み立てていると親子の距離はグッと近づいていきます。子供より夢中になっているお父さんもいるようで、親子の絆作りには最高のようでした。中には「動かないよ!」と困っているお子さんもいて、J-POWER茅ヶ崎研究所業務G炭さんが対応する場面も。動くバッタを見て楽しそうな子供たちの笑顔は社員への最高のお返しです。

参加した子供たちからは、「電気はいろいろな人に支えられてつくられていることがわかりました」や、「J-POWERの歴史についてもっと知りたい」などの声があり、電気や当社について興味を持ってくれたことがわかりました。小さなことからコツコツと。茅ヶ崎研究所の地域社会貢献活動はこれからも続きます。

茅ヶ崎研究所 見学内容
  • 会社・研究所紹介
  • ダムシミュレーター
  • 電力系統シミュレーター
  • 100年コンクリート保管所
  • 船明水理模型実験
  • 液状化実験、地下レーダー探査
  • ソーラーバッタ工作(右写真)
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