サステナビリティ

社会(S)

活動内容

手作り体験を通じて地域と一体に「あつまれ!鳴子ダム2012」

発電をするのは大変! 一生懸命回します!
紙すき体験のお手伝いをするJ-POWERグループ社員と子どもたち

地域の一員として行事を盛り上げる

真夏の日差しが照りつける7月28日、宮城県大崎市にある鳴子ダムの荒雄湖畔公園で森と湖に親しむ旬間行事「あつまれ!鳴子ダム2012」が開催されました。主催は地元企業や鳴子ダムを管理する国土交通省東北地方整備局、立地地域の大崎市などによって構成されている「森と湖に親しむ旬間」行事実行委員会で、今年の開催で16回目となります。

J-POWERグループの鬼首地区では、この実行委員会のメンバーになっており、今年も来場された参加者の方に、子供から大人まで体験を通じて楽しく学べるブースを出展しました。

「手作り体験」のコーナーでは、毎年恒例となっている「紙すき」を出展し、参加者が紙をすき、装飾するのをJ-POWERグループ所員がサポートしました。

また、電気を身近に感じてもらうコーナーでは、手回し発電機や火力発電キットなどの実験器具を活用して、電気の仕組みについて触れ合いながら分かりやすく伝えました。

毎年来るのが楽しみな子供たちが集合!

紙すきの装飾は十人十色

当日はJ-POWERグループの14人が参加し、朝8時から参加者を迎える準備を行っていました。「紙すき」体験コーナーでは、ケナフという紙の原料を細かくちぎって、ミキサーにかけて、ケナフの溶け込んだ「白い水」になるくらいまで細かくします。この「白い水」に溶け込んだケナフを原料に紙を作ります。「この作業を丁寧に行うと、後の作成工程で綺麗な紙ができます」と話すのはジェイペック鬼首事業所の山口洋子さん。最後に、スタッフミーティングを行い、体験コーナーの段取りを確認、早速配置につき親子を迎える体制を整えました。

9時の開始とともに元気よく「おはようございます」と親子がやってきました。並ぶ列ができるほどで、楽しみにしていたようで目を輝かせて所員の説明に聞き入っていました。「この金網で水をすくってください」という言葉におそるおそる親子はケナフの溶け込んだ「白い水」をすくいます。そうすると、あっという間に金網にひっかかり、白い薄い紙の原型ができあがりました。そのあとは、その紙の水分を吸収し、スパンコールや落ち葉などで装飾して完成。「綺麗にできたよ」と自慢げにする子供たちや親子でそろって完成品を見せ合うなど和気あいあいとした雰囲気に包まれました。中には、斬新なアイデアで、紙に花を飾る子供もいて、「子供たちの発想は自由で、いろいろなアイデアがあります」とJ-POWERグループの所員からも笑顔がこぼれました。

「もう1回やってみたい」とお母さんを困らせる子供もいるほど大盛況。真夏のうだるような暑さで大忙しの中でも、所員の皆さんは親身に一人ひとり丁寧に紙の作り方を説明していました。

電気の仕組みを見て触れて理解する

電気体験コーナーには、J-POWERグループの発電事業に関するパネルを展示、電気の発生する原理を学ぶキットも出展しました。そこでは、豆電球とLEDを手回しで発電するキットを使い、自分の手を使い手回しで電気を起こし、電球の違いで起こる負荷を直接手で感じ取る体験ができます。「こんなに電球だけで違うのですね」と驚いている方も多くいました。

また、蒸気を直接発電モーターにあて回転させて発電する火力発電キットも出展。普段は、どのように発電するのかあまり知らない方も「目に見える発電」に楽しんで質問される方もいました。今回は、特別に「石炭」も展示し、黒い石から電気がつくられることも紹介しました。J-POWER鬼首地熱発電所の大泉所長は笑顔で話します。「来場される方には、パネルやキットを使って、分かりやすく説明しています。この鬼首地区での地熱を生かした発電を通して、電気の大切さを伝えたいです」

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