サステナビリティ

社会(S)

活動内容

子供たちに発電・送電の仕組みを伝える「電気の教室」

岡山県倉敷市に位置するJ-POWER西日本送電管理所。本州と四国を結ぶ本四連系線をはじめ西日本の広い範囲の送電設備を保守する同所では、地元の本荘小学校4年生を対象として「電気の教室」を開催しています。

本四連系線、当社地中設備にて
「電気の教室」に参加した本荘小学校4年生の
子供たちと原先生、保護者の方々で記念撮影

地元小学校を対象に開催する「電気の教室」

▲子供たちに分かりやすくアドバイス

夏真っ盛りの2010年7月29日、本荘小学校の子供たち20名と保護者の方々がバスに乗って西日本送電管理所へ到着。午後1時、山口所長から挨拶があり、「電気の教室」が始まりました。

身近にあるものから電気を作る

▲木炭に塩水を含ませたキッチンペーパー、アルミホイルを巻いて、リード線とつなぐと、電気が起こる

子供たちは4つの班に分かれて実験を行います。

最初は、レモンを使って「果物電池」を作る実験です。輪切りにしたレモンに銅と亜鉛の板を差し込み、それぞれの板にリード線をつなぎます。敗戦を間違えなければ、リード線の先につけられたオルゴールが鳴り出し、レモン電池の実験は成功......なのですが、聞こえる音は弱々しくよく聞こえません。

そこでスタッフから「今度は班の人のレモンをつないでみよう」とのアドバイス。みんなのレモン電池をつないでみると、今度ははっきりと音が聞こえるようになりました。

「すごーい、音が大きくなった」「どうしてレモンが電池になるの」といった子供たちの反応に、スタッフの皆さんは笑顔で対応していました。

その他、紙おむつに使われている超吸水性樹脂を使って燃料電池を作る実験や、木炭電池を作る実験を行いました。子供たちはどの実験にも興味津々といった感じで、時に楽しそうに、時に考え込みながら、熱心に取り組んでいました。

電気が流れる現場を見学

自分たちで電気を作った後は、「実際の電気が作られた後はどのように運ばれているのか」を確認するため、バスに乗って瀬戸大橋を渡り、香川県坂出市にある当社設備(地中電線路)を見学しました。ヘルメットと軍手を着用し、地面の下へ。普段は入れない場所に子供たちは興奮気味ながらも、スタッフの方の説明にきちんと耳を傾けていました。

100m程地中を歩き、一度地上へ。ケーブルが地中から再び地上へ上がっていく部分を確認して、来た道を戻りました。時刻は既に夕方。参加者全員で記念写真を撮り、再びバスに乗り込んで本荘小学校へ。けがをした子供もなく、無事に「電気の教室」は終了しました。

▲紙おむつの超吸水性樹脂を使って燃料電池を作る
▲「果物電池」にオルゴールをつなぐとメロディが流れ出す
▲所員の皆さんがスタッフとして子供たちをサポート
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